時代の潮流に応じて提案/チェック&バランス 山下労務管理事務所 山下 雅子

2012.12.03 【社労士プラザ】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

 社会保険労務士の取り扱う仕事は、端的にいってしまえば、経営資源のうちの人・モノ・金・(情報・時間)のうち、人に関する事項である。弊事務所では、単に社会・労働保険の手続きにとどまらず、「チェック&バランス」を旗印に、働く人(経営者・労働者)をサポートしている。働き甲斐・支え甲斐そして生き甲斐のある職場作りの促進を重点に考えている。その「人」とは、企業・会社・事業所を通じて、一人ひとり、個性あるそして生命という限りある存在、世界に1つの特定・特別のものである。それぞれに仕事の顔、家庭の顔と各々の面を有し、職場では、仕事を通じて自己実現し、会社と共に成長していく掛けがえのない大切な存在である。

 「チェック&バランス」とは、仕事と家庭、仕事と人生、生き甲斐と働き甲斐、組織と個人などのバランスが最重要と考え、事務所のシンボルマークは天秤を表現し、使用している。その天秤の天は、まさしく「人」の頭の形に、「人」が手足を広げ立ち上がっている姿を模した象形文字で、「人」の体の一番上にある頭を意味し、一番上、そら、そして天を意味することから由来している(出所・常用字解)。

 企業経営には3つの視点が必要である。第1は、全体を見渡す「鳥の目」、第2は、現場を見る「虫の目」、そしてさらに社会変化の潮流を見る「魚の目」。社会保険労務士の仕事とは、経営という視点から、企業・会社の「人」を支えていくものと位置付けて、時代の流れや変化を見る、第3の目の視点で人材育成・活用支援を提案している。

 グローバル化が進み、雇用問題は国内の社会変化の影響ばかりではない。変化に振り回されるのではなく、変化にどう対峙していくかを、個人も会社組織も考えていかなければならない。成長する主体として人材の能力活用・開発とキャリア形成はますます重要視すべきである。

 重要労働関係法規の改正が続々行われ、平成25年度に向けて、就業規則の改正を行っていかなければならないが、単に法令順守のために変更するのではなく、それぞれの会社をより魅力ある職場にしていくために、第3の視点で考えに取り組んでいかなければならない。そこに私どものやり甲斐もある。

チェック&バランス 山下労務管理事務所 山下 雅子【東京】

関連キーワード:
平成24年12月3日第2899号10面 掲載

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。