【今週の労務書】『決定版 上司の心得』

2016.02.29 【書評】
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部下へ”シンプルさ”説け

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 長年にわたり組織を率いてきた筆者が上司としてのあるべき姿を示したのが本書。東レ時代の経験に基づく仕事の進め方を多く説いており、若手労働者が読んでも大いに参考になろう。

 重要なことは、「社員一人ひとりが限られた時間の中で最大のパフォーマンスをするというトップの強い意志と、その手法を創り出してすべての職場に徹底させること」と力説。長時間労働は、限られた時間のなかで仕事をこなす「プロ意識」や、健康への害悪を考えない「想像力」などの欠如と訴えた。

 部下には、事務処理や資料はシンプルであることが良いと教えるべきと指摘する。等しく与えられた時間の中で、何を達成したかに敏感になるべきとしている。

(佐々木常夫著、KADOKAWA刊、TEL:03-3238-8521、800円+税)

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平成28年2月29日第3054号16面 掲載

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