「労使トラブルの種」取り除く/㈱ユアーズブレーン 粟田 房子

2013.09.09 【社労士プラザ】
  • TL
  • シェア
  • ツイート
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

㈱ユアーズブレーン
粟田 房子 氏

 私が社会保険労務士となったきっかけは、自分自身が派遣労働者として働いていた経験からである。当時、派遣という雇用形態は正規社員よりも比較的楽に就職できたこともあり、正規社員を退職してから一時的に働くつもりで始めた派遣労働であったが、派遣労働者としての勤続年数が5年を超え、また社会情勢の悪化により雇用情勢も暗雲が立ち込めており、正規社員に復帰することが難しく感じ始めた。そこで、派遣労働期間のキャリアになればと社会保険労務士という資格に挑戦したのだ。

 そして、労働者にとって非正規という雇用形態の不安定さ・不安さを強く感じており、社会保険労務士になった暁には、非正規労働者のなんともいえない不安定さの解消を図るお手伝いをしたいという想いがあった。

 現在は会計事務所の労務部門職員として、会計部門顧客からの労使トラブル相談を受けている。お金の問題とは違った意味で人間関係の問題は深い。そして、この悩みの根幹は労使間のコミュニケーションにあると感じている。

 労働関係は労働条件の合意から始まるが、お互いの権利義務をぼんやりさせたままスタートすることが多い。例えば労働者側では労働条件通知書を交付されるが、文章で労働条件を明示されたとしても、採用決定時の内容と違うことに対する疑問をそのままにして働き始めることで当初から不満があったり、事業主側は採用した労働者が期待する能力を持っていないことへの不満があったりと、分からないことをそのままにしていたり、お互いがしてほしいことを曖昧にしていたりする。こうしたコミュニケーションの不足が、労使トラブルの種となる。

 そこで、トラブルの種を取り除く方法として、①楽しく働ける職場を作るため、職場の憲法ともいえる就業規則の整備のお手伝い②やりがいのある職場を作るため、人事制度・賃金制度を構築するお手伝い③安心して働ける職場を作るため、法に則った社会保険・労働保険制度を整備するお手伝い――の3つのお手伝いを中心に行っている。

 そして、円満な労使間のコミュニケーションこそが、企業の発展の土台となり、いずれは非正規雇用の不安定さも解消されると信じている。

㈱ユアーズブレーン 粟田 房子【広島】

【公式webサイトはこちら】
http://www.yb-satellite.co.jp/

ジャンル:
    平成25年9月9日第2936号10面 掲載

    あわせて読みたい

    ページトップ