『事業承継』の労働関連コラム

2024.02.22 【書評】
【書方箋 この本、効キマス】第54回 『この会社、後継者不在につき』 桂 望実 著/大矢 博子

「部下育成とは」など問う  団塊の世代が75歳以上になり、国民の5人に1人が後期高齢者という社会が到来する――それが2025年問題だ。もう来年である。  中小企業庁のサイトによると、2025年には経営者が70歳以上の中小企業が約245万社にまで増加し、その約半数を占める127万社で後継者が決まっていないと言われているそうだ。  会社を閉じ……[続きを読む]

2021.03.25 【書評】
【GoTo書店!!わたしの一冊】第12回『戦後日本流通業のイノベーター ファミリービジネスの業種転換事例』上野 善久 著/荻野 勝彦

“世襲”の再評価も必要か  大正6年、近江で酒蔵を営む旧家から一人の野心あふれる若者が上京し、酒類販売業に進出した。“戦後日本流通業のイノベーター・上野久一郎”だ。  当時の東京で人気のあった灘や伏見の名門酒蔵は、新参者は相手にしておらず、久一郎は地酒を扱うことを考えた。ブランド力で劣ることを逆手に取り、飲める店を絞り込んで稀少価値を生み……[続きを読む]

2021.01.24 【社労士プラザ】
労働生産性と中小企業/社会保険労務士法人アドバンス富山 代表社員 岩峅 勲

 日本経済が力を失って久しい。経済成長率は低迷し、少子化に歯止めがかからず、先進諸国の中で賃金水準が断トツに低いという状態が続いている。  この状態を打破するためには、労働生産性の向上が必要である。日本は中小企業とそこで働く従業員の割合が高く、中小企業は平均的に生産性が低いため、日本全体の労働生産性の水準を引き下げている、という指摘がある……[続きを読む]

2018.10.14 【社労士プラザ】
労働契約承継に関与を/社会保険労務士法人 ネクストi.D. 代表社員 鬼頭 統治

 私は、1988年8月に全国社会保険労務士会連合会の登録を受けた。当初から、社会保険労務士会の研修に積極的に参加し、知識の涵養に努めてきた。その頃、連合会が1985年1月に発行した「改訂社会保険労務士業務の理論と実務」という赤本を座右の書として、何度も読んだ。 愛知県社会保険労務士会は5年、10年毎に「愛知県社会保険労務士会○年のあゆみ」……[続きを読む]

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