災害の発生状況

　プラスチック製品製造工場で、射出成型機の金型をメンテナンス作業中金型が倒れ、金型の下敷きになって死亡しました。

　メンテナンス作業は、射出成型機から金型を外した後、金型を立てた状態で金型に差し込んであるピンを抜いて整備を行うものであった。

　作業者Ａ（被災者）が金型を支え、反対側で作業者Ｂがピンを抜いていたところ金型がＡの方に倒れ、下敷きになって死亡したものです。

　通常金型のメンテナンス作業は、クレーンで金型を成型機から外し、吊り上げた状態で行っていましたが、前日に金型を外してあったため、クレーンを用いないでピン抜き作業を行っていました。

災害の主な原因

①　金型のメンテナンス作業の…