ウレタンフォームの吹付け作業中、酸素欠乏症に

【建設業】【有害物等との接触】
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労働災害事例シート

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発生状況

 住宅新築工事のトイレ床下部断熱のため、硬質ウレタンフォーム吹付け作業を行っていた。発泡剤として含まれていた代替フロンガスが空気と置換することにより酸欠状態となり作業員が死亡した。

 経過としては、

 9:00 ウレタンフォームの発泡機の調整および薬剤のセットを行い、その後、床面を照らす投光器および送風ダクトの設置を行った。

 9:30 吹付け作業を開始。吹付け場所のトイレ床下部は、40㎝四方の点検口のみが開口している狭い空間(幅1.8m、奥行き1.2m、深さ1.2m)であったため、被災者は1人で内部に入り、同僚の作業員は外で指示待ちをしていた。

 11:00 打合せのためいったん作業を中断したが、その際に異常な様子は認められなかった。

 12:00 作業再開後もウレタンフォームを吹付ける作業音が聞こえていたが、昼食休憩の時間となったため、声を掛けたが被災者からの返答がなく、不審に思い点検口から内部を覗き込んだところ、内部は真っ暗であり、ウレタンフォームの薬液の強い臭気が感じられた。同僚作業員は消防署に通報し、レスキュー隊が内部に入ったところ、ウレタンフォームに埋没している被災者を発見したが、既に死亡していた。

発生原因

① 硬質ウレタンフォームの吹付け作業を床下など通風が不十分な場所で行ったため、…

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