自動車部品を製造中、自動プレス機械にはさまれる 点検作業者を確認しないまま起動スイッチを押してしまった

【製造業】【はさまれ、巻き込まれ】
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労働災害事例シート

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災害発生状況

 災害の発生した事業場では、動力プレス機械を使用し、主に自動車の部品の製造を行っていた。災害発生前日、自動車部品の製造に使用していた200t油圧プレスの調子が悪くなったため、現場の担当者が保全係に点検を依頼した。

 災害当日、保全係員5人で点検を行ったところ、プレスから油漏れしていることが判明した。油漏れの箇所を発見するため、まず取り付けられていた金型を取り外し、スライドを下降させた。その後、スライドの上部、内部等を調べたが、油漏れの箇所が見つからないため、再度金型を取り付けて運転してみることとなった。

 作業者の1人がプレス機械を操作し、スライドを上昇させたところ、プレスの操作位置の反対側にいた被災者は、まだスライドに乗ってスライドの内部を見ていたため、フレームとスライドの間に胸をはさまれ…

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