動力プレス作業で光線式安全装置の隙間に体をはさまれる 被災者が危険区域内に入り感知されなかった

【製造業】【はさまれ、巻き込まれ】
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労働災害事例シート

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災害発生状況

 本災害は、自動車用のマフラーを動力プレスを用いて加工する作業において、被災者が金型内に上半身を入れていたにもかかわらず、同僚の作業者がプレスを起動したために発生したものです。

 この加工作業は、動力プレス(600t)に取り付けられた4個の金型で4つの曲げ加工工程を行い、完成品を作るもので、被災者を含む3人の労働者が横一列に並んで作業を行っていました。動力プレスの起動操作はスタンド式両手起動ボタンにより真ん中の労働者が行っていました。中央で作業を行っていた労働者が自分の担当する金型への取り付けを行い、プレスの両手式起動ボタンを操作したところ右側で作業を行っていた被災者が上下の金型にはさまれ死亡したものです。

災害発生原因

 この災害の発生原因としては、次のことがあげられます。

① 光線式安全装置の…

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