元監督署長が解説 これならわかる自動車運転者の改善基準Q&A 改訂第2版

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~2024年施行の改正改善基準に完全対応~
「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」の内容を具体的に、しかも初心者にもわかりやすく平易に解説するだけでなく、業界内の事情等を踏まえた内容となっており、実務的な理解の促進に役立ちます。
改訂第2版では、2024年施行の改正改善基準に完全対応。交通運輸業にかかわるすべての関係者、社会保険労務士、中小企業診断士の方にもおすすめの一冊です。

村木 宏吉 著

判型・ページ数:A5判/224ページ 発売日:2023年07月26日|価格:1,980円(税込) ISBN:978-4-89761-939-2 C2036 Y1800E

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    第Ⅰ章 働き方改革と労働時間

    第1節 働き方改革と改正された改善基準
    Q1 働き方改革による改善基準改正の趣旨はどのようなものですか?
    Q2 個人タクシーなどの個人事業主には、改善基準は適用がないのでしょうか?
    Q3 法律上、労働時間の基準は、どのようになっているのでしょうか?
    Q4 法律上、休日についての基準は、どのようになっているのでしょうか?
    Q5 残業や休日労働をさせる場合には、何か手続のようなものが必要なのでしょうか?
    Q6 時間外労働と休日労働には、限度があるのでしょうか?
    Q7 運行管理者や車両の整備に従事する労働者、あるいは営業社員等に適用される「限度基準」は、どのようになっていますか?
    Q8 時間外労働や休日労働が多いと、どのような問題が起きるのでしょうか?
    Q9 過重労働による健康障害とは、どのようなものでしょうか?
    Q10 タクシーが駅や車庫で客待ちをしている時間や、トラックが荷卸先の工場や倉庫で順番待ちをしている時間は、労働時間になるのでしょうか?
    Q11 自動車運転者の労働時間を考えるとき、運転時間のほかにどのような点に注意すべきでしょうか?
    Q12 拘束時間の限度と休憩時間の設定は、どのように考えればよいのでしょうか?

    第2節 変形労働時間制とは
    Q13 「変形労働時間制」とは、どのような制度でしょうか?
    Q14 前問の変形制のほかに、変形労働時間制はないのでしょうか?
    Q15 変形労働時間制を採用するには、どのようにすればよいのでしょうか?
    Q16 変形労働時間制を採用した場合、時間外労働となるのはどの時間でしょうか?
    Q17 変形期間の途中で採用されたり、途中で退職した労働者の場合、どのような扱いになるのでしょうか?
    Q18 労使協定の労働者側当事者は、労働組合でなければならないのでしょうか?
    Q19 労使協定の締結は、労働組合や労働者の過半数を代表する者との協定のほかには方法がないのでしょうか?
    Q20 労使協定の会社側当事者は、社長でなければならないのでしょうか?
    Q21 「時間外労働及び休日労働に関する協定届」は、労働者に周知しなければならないのでしょうか?
    Q22 自動車運転者は、そのほとんどを会社の外、つまり事業場外で労働しますが、事業場外労働に関するみなし労働時間制を適用することは可能でしょうか?
    Q23 これまで何回か「事業場」という言葉が出てきましたが、どういう意味なのでしょうか?
    Q24 時間外労働と休日労働、深夜労働の割増賃金は、労働基準法上どのようになっているのでしょうか?
    Q25 「通常支払われる賃金」とは、どのような範囲のものをいうのでしょうか?
    Q26 割増賃金の時効は2年でよいのでしょうか?

    第3節 労働基準監督署の職務権限等
    Q27 労働基準監督署の立入調査は、どのような権限に基づいて行われるのでしょうか?
    Q28 労働基準監督署は、運輸交通業に対する営業停止等の権限はあるのでしょうか?
    Q29 労働基準監督署は、行政指導を行うだけなのでしょうか?
    Q30 司法処分とは、労働基準監督署が警察署に告発するわけではないのですか?

    第4節 行政機関の連携と処分(運輸行政を含む)
    Q31 運輸行政は、どのような場合にどのような処分を会社に対してするのでしょうか?
    Q32 3行政間の連携は、どのようになっているのでしょうか?
    Q33 労働基準監督署には、是正勧告書等の交付や司法処分のほかに、行政処分はあるのでしょうか?

    第Ⅱ章 「改善基準」のあらまし

    第1節 「改善基準」とは
    Q1 「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」とは、どのようなものでしょうか?
    Q2 「改善基準」の対象は、どのような自動車ですか?
    Q3 「改善基準」の内容は、どのようになっていますか?
    Q4 「改善基準」は、自動車運転者の種類とどのような適用関係にあるのでしょうか?
    Q5 交通事故防止は警察の、運輸交通業関係は国土交通省の所管なのに、厚生労働省が規制することができるのですか?
    Q6 「改善基準」の改定等にあたり、業界の意見は取り入れられないのでしょうか?
    Q7 「改善基準」が適用されない自動車の運転業務というのは、あるのでしょうか?
    Q8 「改善基準」に罰則はあるのでしょうか?

    第2節 「改善基準」の基本事項
    Q9 「改善基準」が制限を設けている拘束時間とは、どのようなものでしょうか?
    Q10 最大拘束時間とは、どのようなものでしょうか?
    Q11 運転時間とは、どのようなものでしょうか?
    Q12 休息期間とは、どのようなものでしょうか?
    Q13 休日と年次有給休暇の取扱いについて例外があるそうですが、どのようなものでしょうか?
    Q14 「タコグラフ」とは、どのようなものでしょうか?
    Q15 「デジタコ」とはどのようなものでしょうか?

    第3節 自動車運転者の健康管理
    Q16 自動車運転者の健康管理については、どのような規制があるのでしょうか?
    Q17 労働安全衛生法において、健康診断については、どのようなことが定められていますか?
    Q18 健康診断の実施等について、会社が実施すべき事項が多いのはなぜですか?
    Q19 健康診断は、会社に実施義務があるだけで、労働者には受診義務はないのでしょうか?
    Q20 自分の健康診断の結果を会社に知られたくないのですが、会社が委託する健康診断機関に対し、直接自分宛に結果を送るように要請できるのでしょうか?
    Q21 健康診断結果の取扱要領とは、どのようなものでしょうか?
    Q22 Q17のAにある「面接指導等」とは、どのようなものでしょうか?
    Q23 長時間労働による脳・心臓疾患が労災保険における業務上の疾病と認められるのは、どのような場合でしょうか?
    Q24 過重労働による健康障害防止対策として、労災保険では何か対応策があるのでしょうか?

    第Ⅲ章 タクシー業とハイヤー業

    第1節 タクシーとハイヤー
    Q1 タクシーとハイヤーの違いは、何でしょうか?
    Q2 流しと駅待ち・車庫待ちの違いは、何でしょうか?
    Q3 個人タクシーの場合、改善基準は適用されるのでしょうか?

    第2節 労働時間管理
    Q4 流しと車庫待ち等の場合、拘束時間の基準はそれぞれどのようになっていますか?
    Q5 隔日勤務と日勤勤務は、どのように違うのでしょうか?
    Q6 日勤勤務と隔日勤務を混ぜた勤務は可能でしょうか?
    Q7 仮眠時間をとらせる場所等に、制限はあるのでしょうか?
    Q8 改正された改善基準に「予期し得ない事象への対応時間」について、拘束時間から除くことができるとされていますが、予期し得ない事象とはどのような場合をいうのでしょうか? また、それについてどのような対応をすべきでしょうか?
    Q9 改善基準に定める拘束時間の限度を踏まえた場合、時間外労働等の時間はどのように設定すればよいのでしょうか?
    Q10 駅待ち・車庫待ち等の場合、労働基準法第41条に規定する監視または断続的労働の許可対象にはならないのでしょうか?
    Q11 休日労働の限度というものはあるのでしょうか?
    Q12 連勤とはどのようなものでしょうか?
    Q13 時間外労働と休日労働とがありますが、1カ月の拘束時間の限度はどのように考えればよいのでしょうか?
    Q14 ハイヤーの時間外労働の限度は、どのように考えればよいのでしょうか?
    Q15 時間外労働及び休日労働に関する協定届のモデルは、どうなっていますか?
    Q16 36 協定の届出の際などに窓口で行政指導を受けたとしても、強制力がないのですから従わなくてもよいのではないでしょうか?

    第3節 賃金関係
    Q17 タクシーの賃金体系には、どのようなものがあるのでしょうか?
    Q18 歩合給制度には、どのような種類がありますか?
    Q19 オール歩合給は、法令上問題があるのでしょうか?
    Q20 賃金のその日払いは、何か問題があるのでしょうか?
    Q21 歩合給がある場合の割増賃金は、どのように計算するのでしょうか?
    Q22 オール歩合給は、割増賃金についてどのようなことが問題なのですか?
    Q23 累進歩合給制度は、何が問題なのでしょうか?
    Q24 普通自動車2種免許を取得させたときの費用ですが、3年以内に退職した場合には全額会社に返還させるというやり方は認められますか?

    第4節 年次有給休暇
    Q25 隔日勤務の場合、一勤務の年次有給休暇は2労働日の消化となるのでしょうか?
    Q26 年次有給休暇の賃金は、どのように支払えばよいのでしょうか?
    Q27 出勤当日の朝に電話で年次有給休暇の取得を連絡してきた場合、拒否してもよいのでしょうか?

    第Ⅳ章 道路貨物運送業(トラック)関係

    第1節 トラック業界の特徴
    Q1 道路貨物運送事業には、どのような種類があるのでしょうか?
    Q2 道路貨物運送業において、運行上どのような問題があるのでしょうか?
    Q3 ジャストインタイムなど、荷主の協力がないと、自動車運転者側の努力には限界があると思いますがいかがでしょうか?
    Q4 深夜の高速道路にトラックが多いのはなぜですか?
    Q5 「名義貸し」とは、どのようなことでしょうか?
    Q6 「傭車」とは、どのようなことでしょうか?
    Q7:自動車運転者の過労運転防止については、労働基準法と改善基準だけで規制しているのでしょうか?

    第2節 労働時間、休日、休憩の原則
    Q8 道路貨物運送業について、改善基準の規制はどのようになっていますか?
    Q9 自動車運転者の休憩時間は、どのようになりますか?
    Q10 拘束時間が15 時間を超えるのは週2回までとありますが、現実的にはどのような意味があるのでしょうか?
    Q11 最大運転時間の計算は、どのようにするのでしょうか?
    Q12 労働基準監督署から、長距離トラックの場合の走行計画(ダイヤ)を作成するようにいわれましたが、どのようなものでしょうか?
    Q13 「時間外労働及び休日労働に関する協定」はどのように締結すればよいでしょうか?
    Q14 「時間外労働及び休日労働に関する協定」の作成例、特に協定の例はどのようになっていますか?
    Q15 「協定届」の中で、特に重要な箇所というのはどの点でしょうか?
    Q16 前問で提示された必ず36協定届に入れるべき文には、どのような意味があるのでしょうか?

    第3節 労働時間、休日、休憩の特例
    Q17 改善基準において特例が認められているとのことですが、トラックにおける特例とはどのようなものでしょうか?
    Q18 「業務の必要上、勤務の終了後継続9時間以上の休息期間を与えることが困難な場合」とは、どのような場合でしょうか?
    Q19 「自動車運転者が同時に1台の自動車に2人以上乗務する場合」とは、どのような場合でしょうか?
    Q20 「自動車運転者が隔日勤務に就く場合」とは、どのような場合でしょうか?
    Q21 「自動車運転者がフェリーに乗船する場合」とは、どのような場合でしょうか?
    Q22 地震等の自然災害、トンネル火災、予期せぬ車両故障など予期しない事象が生じた場合には、これへの対応時間について、改善基準の特例があると聞きました。その内容を教えてください。

    第Ⅴ章 バス業

    第1節 バス業の種類と特徴
    Q1 バス業には、どのような種類があるのでしょうか?
    Q2 改善基準で問題となるのは、どのような運行形態でしょうか?
    Q3 貸切バス等の交替運転者の配置基準は、どのようになっていますか?
    Q4 「車内に身体を伸ばして休息することのできる設備」とは、どのようなものでしょうか?

    第2節 労働時間、休日、休憩の原則
    Q5 バスの自動車運転者に関する時間外労働と休日労働については、どのような手続があるのでしょうか?
    Q6 改善基準における拘束時間等の基準は、どのようになっているのでしょうか?
    Q7 「4週間を平均した1週間当たりの拘束時間は原則として65時間以内」とは、どのようなことでしょうか?
    Q8 バスにおける時間外労働と休日労働の関係は、どのように考えればよいでしょうか?
    Q9 休息期間の与え方は、どのようになりますか?
    Q10 貸切バスの例外は、どのようなことでしょうか?
    Q11 貸切バスの例外の適用を受けるための労使協定は、どのように締結すればよいでしょうか?
    Q12 バス運転者の運転時間については、どのような規制があるのでしょうか?
    Q13 貸切バス運転者についての運転時間には、どのような規制があるのでしょうか?
    Q14 休日の与え方は、どのようにすればよいのでしょうか?

    第3節 労働時間、休日、休憩の特例
    Q15 バス運転者等について、拘束時間等に関する特例があるそうですが、どのような場合にどのような特例があるのでしょうか?
    Q16 「業務の必要上、勤務の終了後継続9時間以上の休息期間を与えることが困難な場合」とは、どのような場合で、特例はどのようなものでしょうか?
    Q17 「バス運転者等が同時に1台の自動車に2人以上乗務する場合」とは、どのような場合で、特例はどのようなものでしょうか?
    Q18 「バス運転者等が隔日勤務に就く場合」とは、どのような場合で、特例はどのようなものでしょうか?
    Q19 「バス運転者等がフェリーに乗船する場合」とは、どのような場合で、特例はどのようなものでしょうか?

    第Ⅵ章 適用除外業務等について

    Q1 改善基準告示第1条第1項に基づき適用除外される「厚生労働省労働基準局長が定める業務(適用除外業務)」とはどのようなものでしょうか?
    Q2 「通常予期し得ない事象」とは、どのようなものでしょうか?
    Q3 労働基準法第33 条において、「災害等による臨時の必要がある場合の時間外労働等」についての許可申請があるそうですが、どのようなものでしょうか?

    第Ⅶ章 交通労働災害防止のためのガイドライン

    Q1 「ガイドライン」の目的は、どのようなことでしょうか?
    Q2 「ガイドライン」が対象としている交通労働災害とは、どのようなものでしょうか?
    Q3 「ガイドライン」では、事業者と運転者の責務はどのように定めているのでしょうか?
    Q4 交通労働災害防止のための管理体制等は、どのようにしたらよいでしょうか?
    Q5 適正な労働時間等の管理や走行管理は、具体的にはどのようなことを実施しなければならないのでしょうか?
    Q6 運転者に対する教育は、どのようなことについて、どのように実施したらよいのでしょうか?
    Q7 交通労働災害防止に対する意識を高揚させるには、どのようなことに取り組めばよいのでしょうか?
    Q8 荷主・元請事業者による配慮とは、どのようなことでしょうか?
    Q9 健康管理面では、どのようなことを実施すべきでしょうか?
    Q10 そのほか、どのようなことに留意すべきでしょうか?

  • 著者プロフィール

    村木 宏吉(むらき ひろよし)

    1977年(昭和52年)、労働省(当時)に労働基準監督官として採用され、北海道、東京、神奈川の各労働局における局・労働基準監督署で勤務した後、2009 年(平成21年)に退官し、町田安全衛生リサーチを設立。
    労働衛生コンサルタント。元労働基準監督署長。
    労働基準法、労働安全衛生法及び労災保険法等の著書多数。過去に民間会社での勤務経験あり。

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