タンクローリーヘの軽油積込作業中に爆発 可燃性蒸気の充満に気づかなかった

【卸売業、小売業】【爆発・火災】
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労働災害事例シート

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災害の発生状況

 この災害は、油槽所において、タンクローリーに軽油を積み込む際に発生したものです。

 災害発生当日、タンクローリーの運転手Aは、1回目はガソリンを積み込み(油槽所での積込み・顧客までの運搬・顧客先での荷卸し)を終え、2回目の業務のために油槽所に帰ってきました。

 軽油積込施設にタンクローリーを止めたAは、油槽所が作成した「積込作業安全基準」に従って、タンクローリー本体の静電気を除去するためタンクローリーのアース用導線を積込施設のアース線設備(アースチャック)に接続するとともに、自身も人体除電バーにより静電気の除去を行いました。

 その後、積込施設の上部のデッキ(タンクローリーの上部で、ほぼ同じ高さ)からタンクローリーの上に乗り、まず軽油を積み込む作業に取りかかったところ、突然、軽油を積込中のタンクの中で炎が上がり、その直後、爆発が起こりました。さらにタンクローリー全体に火炎が燃え移り、タンクローリーの上にいたAの作業服にも火が燃え移りました。Aは、急いで地上に降りて、水道水で作業衣の火を消しました。

 Aは、すぐに病院に搬送されましたが、火傷により休業9ヵ月の治療を要しました。

災害の発生原因

 この災害の原因としては、次のようなことが考えられます。…

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