『ぶれい考』の連載記事

2024.04.25 【労働新聞】
【ぶれい考】公的職業訓練を使い育成を/大下 英和 NEW

 中小企業の人手不足が深刻化し、「人が足りない、採れない」状況が常態化している。従業員一人ひとりの能力を高め、生産性向上や付加価値向上につなげる「人材育成」の取組みは、これまで以上に重要度を増している。  他方で、慢性的な人手不足の企業では、重要だと分かっていても、研修や自己啓発に充てる「時間や余裕がない」というケースも少なくないだろう。……[続きを読む]

2024.04.18 【労働新聞】
【ぶれい考】家庭との両立支援を強化へ/新谷 真寿美 NEW

 弊社は広島県尾道市に拠点を構え、特産物である牡蠣を加工販売している水産加工メーカーである。今年で創業67年目を迎えるが、私自身は2014年に入社し、19年に父から事業を承継した。  三姉妹の真ん中であったこともあり、幼い頃から会社を継ぐことなど一切いわれることもなかったし、考えたこともなかった。大学卒業後は、広島市内の食品メーカーに就職……[続きを読む]

2024.04.11 【労働新聞】
【ぶれい考】高まる労組への期待/北野 眞一

 昨夏、米国財務省が「労働組合が中間層の経済的安定に大きく貢献している」と発表したことが印象に残っている。労働組合を支援するバイデン大統領だからかもしれないが、米国では、コロナ禍後にインフレが急激に進行するなか、大幅な賃上げを求めるストライキに対し、多くの労働者や国民が連帯の意思を示している。日本でも労働組合が再評価、いや期待が高まりつつ……[続きを読む]

2024.04.04 【労働新聞】
【ぶれい考】「悪化」時の基準を緩和/鎌田 耕一

 仕事が原因でうつ病などの精神障害を発病した場合に、労災認定する基準が昨年9月に12年ぶりに改正された。なかでも、認定のハードルが高いとされた「精神障害の悪化」の場合の基準が緩和された点は注目に値する。  精神障害(発病自体には業務起因性がない)を抱えている従業員が、精神障害を悪化させた場合、その悪化について労災認定できるかは難問の1つと……[続きを読む]

2024.03.28 【労働新聞】
【ぶれい考】中小に「省力化」欠かせぬ/大下 英和

 中小企業の人手不足が深刻化している。日商の調査では約7割が人手不足を訴え、今年度入社の新卒採用を行った企業のうち、7割超が予定人数を確保できていない。生産年齢人口の今後のさらなる減少を踏まえれば、あらゆる業種で「人が足りない、人が採れない」状況の常態化が懸念され、経営者には、新規採用のみに頼らない「打ち手」を講じていくことが求められる。……[続きを読む]

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