『日本企業にふさわしい同一労働同一賃金』の連載記事

2016.12.26 【労働新聞】
【日本企業にふさわしい同一労働同一賃金】最終回 同一労働同一賃金と賃金制度 “4原則”の組合せを 複眼的視点を忘れずに/今野 浩一郎

 いよいよ最終回を迎えた今回、多様化が進んで従来型職能給を適用できない社員の有効活用に必要な賃金制度の構築法をご紹介いただく。「4つの原則」があるとし、「総合職と一般職」、「正社員とパート」を例とするモデルを示しながら、会社にとっての社員の価値と、価値を決める基準が多様であるとみる“複眼的視点”で臨むことを求めている。賃金を再構築する理由……[続きを読む]

2016.12.19 【労働新聞】
【日本企業にふさわしい同一労働同一賃金】第11回 労働の価値と賃金 一時点の同一性みず 流動性高まり新傾向も/今野 浩一郎

 労働の価値を図る「基準」「方法」はまさに多様で、企業の経営理念や人材活用の仕方で異なることを説明した前回に続き、決まった価値を賃金に反映させる際、企業は「社員のタイプ」も重視することを解説する。雇用形態が短期か長期かは企業が求める内容が違うためで、ある一時点の仕事が同じだからと、支払う賃金が同じにはならないと訴える。賃金を決定する際の基……[続きを読む]

2016.12.12 【労働新聞】
【日本企業にふさわしい同一労働同一賃金】第10回 「労働の価値」をみる視点 成果も期待も価値 評価は経営思想による/今野 浩一郎

 唯一最善の労働の同一性を測る評価基準はないと断言する著者曰く、「企業経営がどのような思想のもと行われているのか次第」と説明する今回、労働の価値も評価の基準も多様なのだと理解することこそ大切だと訴える。重視するのは目先の成果?それとも将来にわたる能力の積み上げ?経営者の判断如何で内部公平性は貫かれると説く。誰にとっての労働の価値か 企業は……[続きを読む]

2016.12.05 【労働新聞】
【日本企業にふさわしい同一労働同一賃金】第9回 人事管理にとっての「同一労働同一賃金」 「何を今さら」の概念 常に問い続けている課題/今野 浩一郎

 労使当事者や労働法学の立場から同一労働同一賃金について論じてもらった前回までに続き、今回から最終回に至る4回は、人事マネジメント分野を専門とする学習院大学の今野教授にご教示いただく。にわかに浮上した議論も「何を今さら」の感が強いとしつつ、変化を続ける企業環境の下、同一価値の尺度を求めて苦労を重ねる企業の現実を指摘する。気になる2つのこと……[続きを読む]

2016.11.28 【労働新聞】
【日本企業にふさわしい同一労働同一賃金】第8回 正規・非正規格差是正の法政策 格差禁止と正規化 多様性踏まえた施策を/荒木 尚志

 労働契約法・パート法には「不合理な格差禁止」規制があるが、「同一労働同一賃金」論からは「合理的理由のない格差禁止」という新たな規制が提言されている。今回は、両者の異同について法律学の視点から検討してもらった。また、非正規雇用の多様性に応じた規制であるべきとの視点から、処遇改善策としての格差禁止と正規化の関係も考察する。2つの格差禁止規制……[続きを読む]

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