『元監督官が明かす! 臨検監督対処 初級編』の連載記事

2017.06.26 【労働新聞】
【元監督官が明かす! 臨検監督対処 初級編】最終回 リスク軽減へ 小手先では通用せず 監督官の目線で対策を/原 論

 約半年にわたり執筆させていただいた本連載も、いよいよ今回で最終回を迎える。昨年の暮れから原稿を作り始めていたが、たった半年間で労働行政は大きな動きをみせており、変化のスピードに正直驚いている。 労働行政がこれから進むであろう方向性というのが、永田町の政治的な動きとあまりにも連動しているため、見通しづらい面が多い。これまでになかった…筆者……[続きを読む]

2017.06.19 【労働新聞】
【元監督官が明かす! 臨検監督対処 初級編】第22回 社内トラブル防止 相談態勢の整備を 経営者は“絶対”ではない/原 論

 これまで数多くの事業場に対して、監督官や社会保険労務士として訪問し、相談などに応じてきた。企業の人事労務にかかわってきた経験から一ついえることは、労使間でトラブルが起きる事業場というのは基本的に風通しが悪く、些細な問題点を放置する傾向にあるということである。…筆者:原労務安全衛生管理コンサルタント事務所 社会保険労務士 原 論[続きを読む]

2017.06.12 【労働新聞】
【元監督官が明かす! 臨検監督対処 初級編】第21回 安全衛生管理 企業防衛上不可欠に 官製ブラックリスト化も/原 諭

 厚生労働省が先日公表した送検企業のリストは、報道機関などからすでに「官製ブラック企業リスト」と呼ばれ報じられている。このリストには、電通などのように過重労働問題で送検された企業も含まれているが、半数以上が労働安全衛生法違反で送検された企業である。 もともと「ブラック企業」なるものに法的な定義付けなどないため、リストに掲載された企業がブラ……[続きを読む]

2017.06.05 【労働新聞】
【元監督官が明かす! 臨検監督対処 初級編】第20回 ブラック企業 安全衛生対策がカギ 送検事案公表で新局面へ/原 諭

 先日、厚生労働省が、昨年10月以降に書類送検した企業名を公表し、各報道機関も大々的に報じていた。電通問題を受けて昨年11月に行われた参議院での集中審議において、送検企業を統一的に公表しないことの問題が提起され、今年1月に、緊急対策として企業名を公表することが明らかにされていた。…筆者:原労務安全衛生管理コンサルタント事務所 社会保険労務……[続きを読む]

2017.05.29 【労働新聞】
【元監督官が明かす! 臨検監督対処 初級編】第19回 司法捜査 証拠の中心は供述 “ガサ入れ”、逮捕実行も/原 諭

 労働局による電通の送検がニュースを賑わせていたところであるが、送検に至るまでの仕組みを知らない方も多いようで、質問を受けることがよくある。連載第3回でお話ししたが、労働基準監督官の重要な職務として司法業務がある。 労働基準法や労働安全衛生法などの違反を指摘し、その是正を粘り強く指導するという監督指導の業務とは異なり、違反の事実について処……[続きを読む]

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