『国土を脅かす地震と噴火』の連載記事

2019.01.17 【労働新聞】
【国土を脅かすと地震噴火】44 関東大震災②/伊藤 和明 NEW

焼死が犠牲者の9割以上  1923年の関東地震によって震度6の激震となった地域は、伊豆半島から神奈川県、山梨県の一部、東京府、房総半島にまで及んだ。  震源に近い小田原や平塚などでは、激しい揺れによって多数の建物が倒壊した。小田原城の石垣も崩れ、箱根でも860戸あまりが倒壊、旅館が谷底に落ちて粉々に砕けてしまったという。鎌倉では、長谷の大……[続きを読む]

2019.01.10 【労働新聞】
【国土を脅かす地震と噴火】43 関東大震災①/伊藤 和明

 南関東一円に大災害をもたらし、10万5000人あまりという日本の歴史上最大の犠牲者を出した関東地震(M7.9)が発生したのは、1923年(大正12年)9月1日であった。この日が「防災の日」と定められていることは、周知のとおりである。  9月1日正午直前の11時58分32秒、相模湾の海底下で、突然岩盤の破壊が始まった。大地震が発生したので……[続きを読む]

2018.12.20 【労働新聞】
【国土を脅かす地震と噴火】42 桜島の大正大噴火㊦/伊藤 和明

測候所を信じ対応に遅れ  桜島では、1914年の大噴火そのものによる死者・行方不明者は30人であった。巨大噴火だったわりには、人的被害は比較的少なかったといえよう。これは、大噴火の前に発生した様ざまな異常現象を目の当たりにして、多くの島民がいち早く避難したことにもよる。おそらく、130年以上前に起きた安永大噴火の教訓が、人々の間に伝承され……[続きを読む]

2018.12.13 【労働新聞】
【国土を脅かす地震と噴火】41 桜島の大正大噴火㊥/伊藤 和明

溶岩流出により陸続きに  強烈な火山性地震に見舞われた鹿児島市では、多くの家屋が倒壊したうえ、土砂崩れや無数の地割れが発生した。城山よりも東の海岸沿いの地域はとくに被害が大きかった。家屋や煙突が倒れ、屋根瓦が飛散する一方で、桜島の噴火による轟音が響きわたり、市民は恐怖のあまり、ただ狼狽するばかりだったという。  この地震による全壊家屋は、……[続きを読む]

2018.12.06 【労働新聞】
【国土を脅かす地震と噴火】40 桜島の大正大噴火㊤/伊藤 和明

井戸水が沸騰し海面変色 1914年(大正3年)1月、鹿児島県の桜島火山が大噴火を起こし、周辺に大規模な災害をもたらした。日本の活火山のなかでも最も激しい活動を続けているこの火山が起こしたいわゆる「大正の大噴火」は、20世紀以降の日本の火山活動のうちでも最大規模の噴火として知られている。 桜島火山は、2万6000年ほど前に、姶良カルデラの南……[続きを読む]

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