『元漫才師の芸能界交友録』の連載記事

2019.08.22 【労働新聞】
【元漫才師の芸能界交友録】第7回 棚橋弘至① 同級生は“新日のエース”/角田 龍平 NEW

 愛国心とは、国そのものを愛する心ではないと思う。はじめに愛するひとがいて、そのひとが暮らす国だからこそ芽生えるものではないだろうか。愛校心もまた然り。かけがえのない友と出会えた場所だからこそ、ひとは母校を愛でるようになる。  立命館大学法学部に入学して間もない1995年の春。語学の授業で先生から「隣のひとと英語で会話しなさい」といわれ躊……[続きを読む]

2019.08.01 【労働新聞】
【元漫才師の芸能界交友録】第6回 上野山善久(元箕島高校野球部主将) 40年前の「美しき隠蔽」/角田 龍平

 高校野球が好きだった。5歳の夏にみた、早稲田実業のエース荒木大輔が池田高校の山びこ打線に打ち込まれて大敗した試合を鮮明に憶えている。小学生になると高校野球に関する書物を読み漁り、物心つく前の記憶にない記録を辿るようになった。本の中の登場人物だった上野山善久さんと知り合ったのは、それから二十数年後のこと。春夏連覇した箕島高校の主将は、少し……[続きを読む]

2019.07.25 【労働新聞】
【元漫才師の芸能界交友録】第5回 オール巨人③ 悔しい25年前の大一番/角田 龍平

 2歳の娘に絵本を読むことがある。娘のお気に入りは「ジョージは知りたがり屋でした」から始まる「おさるのジョージ」である。娘には好奇心旺盛な「知りたがり屋」になってほしい。くわえて、負けず嫌いな「悔しがり屋」になってほしい。  オール巨人師匠は悔しがり屋である。「あれは俺の相撲だった」。数年前、酒席を共にした夜も巨人師匠は悔しがり屋だった。……[続きを読む]

2019.07.18 【労働新聞】
【元漫才師の芸能界交友録】第4回 オール巨人② 芸人は清く正しく面白く/角田 龍平

 「お笑い芸人は、清く正しく面白く、肝に命じて欲しい」。闇営業問題で揺れる吉本興業の後輩に向けて、オール巨人はツイッターでそう呟いた。「清く正しく面白く」。巨人師匠の45年の芸歴はこの言葉に集約される。  遡ること3カ月前。京都御所を前に臨む放送局の駐車場で1台の車を待つ私の胸に去来するのは緊張感と懐かしさだった。24年前に巨人師匠の付き……[続きを読む]

2019.07.11 【労働新聞】
【元漫才師の芸能界交友録】第3回 オール巨人① すべては「後輩のため」/角田 龍平

 「後輩のために頑張ってきた。漫才で頑張れば良いことがあると伝えたい」。令和元年春の紫綬褒章を受章したわが師匠オール巨人は会見に詰めかけた報道陣にそう語った。  「後輩のために」巨人師匠は毎年M―1グランプリの審査員を務める。審査員も審査される過酷なM―1で、技術的な評価のみならず後輩への愛のある寸評を忘れない。その的確で温かい審査はM―……[続きを読む]

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