【ぶれい考】禁断の果実/守島 基博

2020.11.26 【労働新聞】
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 今年はコロナに始まり、コロナに終わる1年だった。人事部門の方も大変だっただろう。4月7日から5月25日まで緊急事態宣言が出ていた間は、一気に立ち上げたテレワークや在宅勤務がスムーズに機能するようにあらゆる手段を尽くし、宣言が解除され、社会がコロナ慣れしてくると、在宅勤務を続けながら、それでも以前の仕事の流れに近付けていくために、苦労が多かったに違いない。人事部だけではなく、現場のマネジャーも大変だったろう。

 それでも今回の感染拡大は、「働き方改革」という意味では、それまでの政府の法改正や付随したキャンペーンなどの何十倍もの効果をもたらした。

働く人は、オフィスに来ない働き方に味をしめ、常に上司が目の前にいない、自由さを享受したのである。会議は気楽に自宅からオンラインで出席が一般的になり、付き合いの飲み会はほぼなくなった。結果として、多くの調査で、こうした働き方を継続したいと考えている人が、6~7割はいる。

 働くことは、本来は極めて…

筆者:学習院大学 経済学部経営学科教授 守島 基博

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令和2年12月7日第3283号5面 掲載

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