【事故防止 人の問題を考える】第46回 ほとんどの作業者にはヒヤリハット経験がある それを生かさない手はない

2018.08.09 【安全スタッフ】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

バックホウが突然、作業者に牙をむく

雨合羽が操作レバーに引っ掛かかり誤作動

 前回に引き続き、今回もテーマはヒヤリハットです。

 先日、ある水道工事会社が社員と関係会社を対象として主催した、実機を使ったバックホウの勉強会に立ち会う機会がありました。元請業者であるこの会社は、精力的に安全活動を行っている中小企業で、その勉強会には、自社の現場責任者、実際の施工を担う協力会社の職長、バックホウのオペレーター、作業者など、50人近くが集まっていました。

 地中に水道管を布設する一般的な水道工事は、道路の一部を閉鎖して作業帯を作り、その中で工事が行われます。管径が小さな水道管の布設工事では、小型バックホウを使って溝掘削を行い、溝壁面の土砂崩壊を防止する措置(土止め支保工)を必要に応じて講じた後、溝の中で管を布設し、最後に土砂で埋め戻しを行います。それを1日に何度も繰り返します。

 ほとんどの作業帯の中は狭く、その中でバックホウと作業者が混在して作業を行います。運転中のバックホウの作業半径内を立入禁止と定めても、時にそれが守られず、バックホウがバックで作業者をひく、旋回時に作業者を巻き込む、バケットが激突するなどの労働災害が繰り返し発生しています。…

執筆:労働安全衛生総合研究所 建設安全研究グループ 部長 高木 元也

この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら

安全スタッフ電子版へログイン

安全スタッフ電子版は安全スタッフ購読者専用のサービスです。

詳しくは労働新聞・安全スタッフ電子版のご案内をご覧ください。

この連載を見る:
平成30年8月15日第2312号 掲載

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。