【登壇労組リーダー】労働組合あってこその人生/太田 豊久
2015.09.14
【労働新聞】
人にはその生き様の原点がある。私の場合はまさに組合であった。
85年、32歳で委員長を引き継いだが、組合は上部団体未加盟で、専従体制もなかった。当時の労使関係は良いとはいえず、間もなく私に県外転勤辞令が下った。まだ組合のイロハも知らなかったが、不当労働行為を疑った。何軒もの本屋に駆け込んだ。片っ端から労働関係の本を立ち読みし、ストライキで抗議するぞ、と担当者にいった。かじったばかりの知識で、当然、やり方など知ろうはずもない。足が震えた。だが腹をくくった。必死で相手の目を見据えた。…
筆者:日医功労組合 執行委員長 太田 豊久
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平成27年9月14日第3032号6面 掲載