【アフターコロナの健康経営実践法】第5回 職場における課題の変遷 起こり得る病考える 自社の課題を出発点に/永田 智久

2022.02.10 【労働新聞】
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今もある有機溶剤中毒

 働く人の健康課題は、時代の変遷とともに変化する。1900年代以降の日本の健康課題の変遷を概観しよう。

 富岡製糸場に代表される紡績工場では、多くの工女が働き、その過酷な労働は「女工哀史」や「あゝ野麦峠」にも描かれている。低栄養状態も重なり、結核の蔓延が大きな課題となった。

 炭鉱労働者は、粉じんを吸い込むことにより、じん肺を発症する。じん肺は古くから知られている職業病であるが、1900年代に入り、職業病として管理や補償が進んだ。現在でも重要な課題である。

 50年代からは、有機溶剤中毒が問題となった。オードリー・ヘップバーンが履いていたことから大人気となった、つっかけ式のサンダル「ヘップ・サンダル」は、…

筆者:産業医科大学 産業生態科学研究所 産業保健経営学研究室 准教授 永田 智久

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令和4年2月14日第3340号10面 掲載

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