『放射線』の労働関連ニュース

2023.01.30 【安全スタッフ ニュース】
線量100mSv以上 腎臓がんの労災で 厚労省検討会

 厚生労働省の検討会は、腎臓がんと放射線被ばくに関する医学的知見の報告書を公表した。放射線業務従事者に発症した腎臓がんの労災補償に当たり、被ばく線量100mSv以上からがんとの関連がうかがわれ、線量の増加とともに関連が強まることや、発症までの潜伏期間が5年以上であることなどを明記している。[続きを読む]

2021.02.18 【労働新聞 ニュース】
管理者自ら「替え玉」使う 被ばく測定怠り送検 富岡労基署

放射性含むタンク解体  福島・富岡労働基準監督署(髙田豊和署長)は、東京電力福島第一原子力発電所内での解体業務に当たり、内部被ばくによる線量の測定を怠ったとして建設業の真和建設㈱(東京都千代田区)と同社工事部長を福島地検いわき支部に書類送検した。工事部長は令和元年8月1日、5日、20日の3日間、自らタンクの解体作業に従事したが、線量測定を……[続きを読む]

2019.10.31 【安全スタッフ ニュース】
眼の水晶体被ばく 新たな限度を示す 厚労省報告書

 厚生労働省はこのほど、「眼の水晶体の被ばく限度の見直し等に関する検討会」の報告書を発表した。眼の水晶体の等価線量限度を5年間の平均で、年20ミリシーベルトとし、年50ミリシーベルトを超えないこととすることが適当とした。同等価線量が継続的に年20ミリシーベルトを超えるおそれがある者に対しては、健康診断の項目の白内障に関する眼の検査の省略は……[続きを読む]

2019.03.26 【労働新聞 ニュース】
放射線 基準値超える被曝で送検 保護具付けず30年間 土浦労基署

技術者が手指切断に  茨城・土浦労働基準監督署(工藤好央署長)は放射線技師に基準値を超える被ばくをさせたとして、医療法人社団筑三会(茨城県つくば市)と同法人の理事長を労働安全衛生法第22条(放射線による健康障害防止措置)など違反の疑いで水戸地検土浦支部に書類送検した。技師は平成28年に皮膚がんを発症し、右手の人差し指を切断する手術を受けた……[続きを読む]

2017.12.28 【安全スタッフ ニュース】
潜伏期間は5年以上で 厚労省検討会が報告書 放射線業務による肝がん

 厚生労働省の「電離放射線障害の業務上外に関する検討会」はこのほど、肝がん(幹細胞がん、胆管がんおよび血管肉腫など)と放射線被ばくとの関連性について、現時点の医学的知見をまとめた報告書を公表した。放射線業務従事者に発症した肝がんの労災補償に当たっては、被ばく線量が100mSv以上から関連が強まることや、潜伏期間が被ばくから発症まで5年以上……[続きを読む]

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