第4次産業革命は作業の根本変える 日本産業衛生学会

2020.07.12 【安全スタッフ】
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 6月12日~28日、第93回目の日本産業衛生学会が開催された。今回は、新型コロナウイルス感染症予防の観点からウェブ開催となった。基調講演では、公立はこだて未来大学システム情報科学部複雑系知能学科の松原仁特任教授が、「第4次産業革命がもたらす社会の変革」をテーマにAIの社会実装の試みなどについて話した。

 松原教授は、「第3次産業革命は人間の作業をほぼそのままコンピューター化したが、第4次産業革命は作業のやり方を根本的に変える」と述べ、「AIを『正しく』取り入れた国、都市が生き残る」とした。

 AIの社会実装の試みの例として、バスよりも便利でタクシーよりも安い公共交通の実現や、定置網漁業での定置網に入っている魚がどの魚かの推定を挙げた。

 各シンポジウムでは、産業医科大学産業生態科学研究所健康開発科学研究室の大和浩教授が、「改正健康増進法を根拠に進める職場の包括的な喫煙対策」と題して発表を行った。

 大和教授は、喫煙専用室では「望まない受動喫煙をなくす」ことができないことは過去の調査結果から明白と指摘。漏れの原因はドアのフイゴ作用、退出する人の動き、肺の中に残った煙にあるとし、それぞれ動画を見せて解説した。

 また、喫煙専用室を廃止すべき理由としては、三次喫煙による不利益を挙げ、過敏症、ぜんそくの人の場合は発作誘発、妊婦は嘔吐があるとした。健常人にとっても快適職場づくりの妨げであるため勤務日は喫煙禁止が妥当と結論付けている。

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2020年7月15日第2358号 掲載

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