人事・労務・安全衛生の労働実務相談Q&A

2018.10.12

「紛争処理センター」とは 損害賠償額に納得いかず

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Q

 横断歩道で軽自動車に接触してケガをしました。ケガはむち打ち症でしたが、後遺障害は残らず完治しました。しかし、相手の損害保険会社の賠償提示額に納得ができず、「賠償額を上げてほしい」と要求したところ、「この額で示談をしないのなら、交通事故紛争処理センターで解決すればいい」といわれました。紛争処理センターとはどういうところですか。満足できる解決をしてくれますか。【茨城・S生】

A

法律の専門家がサポート 基準に照らして金額提案

 「(公益財団法人)交通事故紛争処理センター」とは、「自動車事故の被害者(申立人)と加害者または加害者が契約する保険会社または共済組合との示談をめぐる紛争を解決するため、申立人と相手方との間に立って法律相談、和解あっ旋および審査手続きを無料で行っている」ところです。申込みは申立人本人が申し立てることを前提にしており、…

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2018.09.27

賠償請求に影響生じるか 法改正後の消滅時効期間

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Q

 交通事故に遭い、加害者に損害賠償を請求したいと考えています。損害賠償請求権には時効があると聞き及んでいますが、いつまでに請求しなければなりませんか。先日、民法(債権法)が約120年ぶりに改正されたとの報道に触れましたが、この点は何か影響はあるのでしょうか。【愛知・N生】

A

期間伸長あるが注意必要 物損と人損で扱い異なる

 時効とは、継続した事実状態をそのまま権利状態と認めて、これに適応するように権利の得喪を生じさせる制度です。

 現行民法(以下、「現行法」と表記)は、不法行為に基づく損害賠償請求権は、被害者またはその法定代理人(以下、「被害者ら」といいます)が、損害および加害者を知ったときから3年間行使しないときは時効消滅し(現行法724条前段)、また、不法行為のときから20年を経過したときも同様とする(同条後段)と定めています。

 したがって、…

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2018.09.13

傷害保険以外もらえず? 自賠責保険では非該当

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  • 交通事故処理
Q

 自家用車を運転中、うっかりして信号待ちをしていた車に追突してしまいました。相手の方には幸いケガはありませんでしたが、自分は病院に行って治療を受け、3カ月間の通院・リハビリを経て後遺障害が残りました。追突なので私の過失は10割で、自賠責保険は支払われません。搭乗者傷害保険の後遺障害保険金をもらうために自賠責保険の事前認定を求めたところ「非該当」でした。なお、傷害保険では12級が認定されて保険金が支払われています。今後、何か良い方法はありませんか。【岐阜・O生】

A

異議申立ての途あり得る 過失割合見直しも有効

 相談者が車で衝突し、相談者本人のみケガをして後遺障害が残りました。相談者の任意保険会社に連絡したところ、過失割合は100:0とされ、相談者は交通事故の負傷者ではあるものの、この場合相手の自賠責保険や任意保険から治療費や、後遺障害、慰謝料等の補償を受けることはできません。

 一方、傷害保険(被保険者が転倒や交通事故などの外的要因によって傷害を負った場合に保険金を支払う保険)では、後遺障害12級分が支払われることになっています。そこで相談者は、自身が加入していた搭乗者傷害保険の後遺障害の保険金の支払いを求めたわけです。…

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2018.08.31

どの国へ提訴するのか? 海外で事故に遭遇したら

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Q

 私は日本に住む日本人ですが、X国を旅行中に、交通事故に遭い怪我をしました。加害者はX国人Yで、Yに賠償を求めましたが誠意がなく、未解決のまま帰国せざるを得ませんでした。Yを相手に賠償請求をしたいのですが、どこの裁判所に起こせばよいでしょうか。【東京・C生】

A

事故発生国の可能性高い 各国ごとの法制度による

 法的紛争の前提となる事実関係について複数の国の法律が関係してくるような事件を、「渉外事件」といいます。渉外事件では①どこの裁判所で裁判を行うか(国際裁判管轄)、②どの国の法を適用するか(準拠法)などが問題となります。

 交通事故の損害賠償請求は、通常は不法行為に基づく請求と考えられます。…

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2018.08.21

損保から全額は出ない? 先に会社が休業損害払う

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Q

 零細企業の経営者です。従業員の一人が仕事でタクシーに乗車中、追突事故に遭って受傷し、治療のため3カ月間会社を休みました。その間、会社が休業損害を1日当たり1万5000円払ったのですが、損害保険会社は1日当たり5700円しか払い戻してくれません。どうしたらいいでしょうか。【新潟・S社】

A

基準は1日5700円 証明書作成など協力を

 交通事故によりケガをし、ケガが治るまで働けなかったことにより労働対価である収入が得られなかった損害を休業損害といいます。

 休業損害の給与日額、つまり1日当たりの賃金は、事故前の3カ月間の基本給+付加給(社会保険料・所得税を控除する前の金額)を90で割ります。

 交通事故で会社を3カ月間休んだ従業員の休業損害を1日1万5000円と算出して立て替えて支払ったところ、…

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