人事・労務・安全衛生の労働実務相談Q&A

NEW2019.05.14

衝突なくても賠償請求? 急制動の衝撃でむち打ち

ジャンル:
  • 交通事故処理
Q

 交差点を直進しようとした乗用自動車の助手席に同乗していて、事故に遭いました。対向車両が同乗車両の直前を急に右折しようとし、同乗車両が衝突回避のために急激なハンドル操作と急制動をしたため、衝突は回避されたものの、首をひねってむち打ち(頸椎捻挫)の傷害を受けたものです。こうした場合でも、対向車両運転者に損害賠償請求はできるでしょうか。【岡山・N生】

A

相当因果関係あれば可能 証拠が少なく困難な面も

 被害者の同乗車両が直前で右折したことについて対向車両の運転者の過失が認められ、同乗車両の結果回避措置が相当であり、被害者にむち打ち症の発症が認められ、対向車両の運行と傷害との間に相当因果関係が認められるなどすれば、損害賠償請求ができます。

 交通事故というと、通常は車両と車両が接触した場合あるいは車両が人に接触した場合、すなわち「接触事故」が多いと思われますが、車両と接触しないいわゆる「非接触事故」でも、自動車の運行によって何らかの損害を受ければ、被害者は加害者に対して損害賠償請求できる場合があります。…

回答の続きはこちら
2019.05.01

保険会社が異議申立て? 後遺障害等級が高すぎる

ジャンル:
  • 交通事故処理
Q

 個人タクシーの交通共済組合の事故担当者ですが、被害者の後遺障害等級(事前認定10級)は実際の後遺症状と比べ高すぎるように思います。被害者に損害賠償を支払う側も、自賠責損害調査事務所に対して「10級は不当」という異議申立てができますか。【長野・I生】

A

「再認定依頼」の制度あり 認定覆すのは容易でない

 一般のタクシー会社の場合は、所有のタクシー(車)は任意保険に入っており、損害保険会社が損害賠償額を支払います。しかし、個人タクシーの場合は所属する個人タクシーの交通共済組合などが損害賠償の支払いを行っていることが多く、損害保険会社と比べて規模はずっと小さく支払能力も低くなっています。そのため後遺障害等級の高低が賠償額に影響し、共済組合の負担が大きくなることもあるでしょう。…

回答の続きはこちら
2019.04.12

休業損害支払われない? 同棲中に負傷し家事不能

ジャンル:
  • 交通事故処理
Q

 車で信号待ちをしていた際に後ろから追突され、首を負傷し頸椎捻挫・全治3カ月と診断され、事故後約1カ月は首の痛みで家事等が全くできませんでした。婚約者と同棲中で、日常的に家事に従事していましたので、主婦の休業損害相当額を相手方保険会社に請求したら「結婚していないので主婦の休業損害は認められない」と支払いを拒絶されました。家事の内容は変わらないのに、内縁というだけで休業損害も請求できないのは、納得がいきません。【広島・K子】

A

内縁関係でも支給される 同居証明し家事労働認定

 内縁相手との同棲の事実を立証できれば、主婦(主夫)の休業損害を請求できる可能性があります。内縁の妻が無職である前提で考えてみましょう。

 主婦(主夫)の休業損害が認められるためには、…

回答の続きはこちら
2019.03.29

警察に届け出ると減点? 追突を避け転倒して負傷

ジャンル:
  • 交通事故処理
Q

 バイクを運転中、一時停止の左側の狭路から乗用車が飛び出してきたため、急ブレーキをかけて転倒しました。その場では救急車を呼ばず、相手の車で深夜の急患扱いの病院に行き、簡単な診察と手当を受け、翌日、改めて別の病院に行って精密な検査等を行ったところ、左足の骨折が判明しました。乗用車の運転手は「治療費などは十分に出すので警察に届けなくても大丈夫。届けを出すとあなたにも罰が与えられ、点数が減点されますよ」と言っていたのですが、相手の言うとおりにしてもいいのでしょうか。【埼玉・T生】

A

保険適用されないリスク 紛争発生時の対応困難に

 相談者の事故の状況については、一時停止の左側の狭路から飛び出てきた乗用車に追突しそうになり、急ブレーキをかけたところ、転倒してケガをしたというもののようです。

 負傷した相談者は、警察に事故の届けを出さなければいけないと考えていたと思います。しかし、その事故の一因となった相手は「治療費などを自分が払うので警察に届けなくてもいい」と主張し、さらに…

回答の続きはこちら
2019.03.15

過失相殺はされるのか? 急停止されて追突したら

ジャンル:
  • 交通事故処理
Q

 追突事故の場合、一般的には追突した側が悪いと聞いていますが、近時話題になっている迷惑運転のように、「嫌がらせ」で前に割り込まれた後に急停止されて追突した場合でも、追突した側が悪いということになるのでしょうか。【兵庫・T社】

A

被追突者の過失は約3割 嫌がらせあれば割合増大

 追突した側の過失の程度によりますが、被追突車が「嫌がらせ」で急ブレーキをかけた場合では、被追突車側の過失割合が大きくなると思われます。

 確かに追突事故の場合、基本的には追突された車(以下「被追突車」といいます)に過失はなく、追突車側の前方不注意(道交法70条)や車間距離不保持(同26条)等の一方的過失によるケースが多く、…

回答の続きはこちら

年月アーカイブ

ページトップ