『第3号被保険者』の労働実務相談Q&A

2021.05.28 【厚生年金保険法】

未成年だが「3号」該当か 健康保険は被扶養者で

キーワード:
  • 第3号被保険者
  • 被保険者資格
Q

 中途採用で19歳の男性を採用しました。この方はすでに結婚していて、奥さんも同い年(20歳未満)ですが、今は短時間のパートで働いているそうです。健保の被扶養者に該当するとして、国民年金の第3号被保険者になるのでしょうか。【島根・O社】

A

20歳から期間算入する 合算対象期間に当たらず

 第3号被保険者とは、「第2号被保険者の配偶者であって主として第2号被保険者の収入により生計を維持するもののうち20歳以上60歳未満のもの」をいうと定義されています(国年法7条1項3号)。

 お尋ねの方は配偶者という要件は満たすものの、…

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2020.11.11 【厚生年金保険法】

配偶者の資格を切替え? 65歳超えて嘱託再雇用

キーワード:
  • 再雇用
  • 第3号被保険者
  • 老齢厚生年金
  • 老齢基礎年金
  • 被保険者資格
Q

 当社では、嘱託の再雇用年齢の上限を65歳としていましたが、「会社が認める者は70歳まで」という規定を追加しました。その第1号の適用者が出たのですが、会社としては、社会保険関係の手続きは不要と考えていました。ところが、奥さんの国民年金の切替が生じるようです。従業員本人は、引き続き厚生年金の被保険者資格を継続したままなのに、どうしてなのでしょうか。【山口・G社】

A

老齢年金受給権得るため 同時に2号も喪失する

 国民年金の第3号被保険者は、「第2号被保険者の配偶者であって主として第2号被保険者の収入により生計を維持する者のうち20歳以上60歳以下のもの」と定義されています(国年法7条1項3号)。第2号被保険者とは、国年法の本則上は、厚生年金の被保険者を指します(同条同項2号)。

 ですから、一般には、夫婦の片方が会社勤め(厚年の被保険者)で、…

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