『介護保険』の労働実務相談Q&A

2021.06.11 【健康保険法】

配偶者の介護保険料は? 65歳到達後に再雇用

キーワード:
  • 介護保険
  • 継続雇用制度
Q

 当社の嘱託社員が、まもなく65歳に到達します。70歳まで継続雇用に関する改正高年齢者法の施行を設け、65歳到達後も嘱託契約を更新することに決まりました。そこで疑問なのですが、この方が65歳に到達した後、奥さんの介護保険料は別に納める必要があるのでしょうか。【富山・B社】

A

引続き「2号」で徴収せず 年金は1号へ切換えも

 一般従業員で、40歳以上の方については、通常、健康保険料に上乗せで介護保険料を納めます。

 健保法156条では、介護保険法9条2号に規定する被保険者については、標準報酬月額・賞与額に一般保険料率(健保の保険料率)と介護保険料率を乗じて得た額を保険料として徴収すると定めています。

 介護保険法では、2号被保険者を「市町村の区域内に住所を有する65歳未満の医療保険加入者」と定義しています。ですから、健保の被保険者(医療保険加入者)であっても、65歳に到達すると、介護保険の2号被保険者ではなくなり、1号被保険者となります。…

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2020.04.23

3月分の給与でなぜ手取り減?

キーワード:
  • ショート実務相談Q&A
  • 介護保険
Q

 3月分の給与で手取り額が減りました。賃金は月給制で欠勤等もなく、残業代はだいたい前月並みで、その他直近で手当の減額もない、といったときに、どういったことが考えられるでしょうか。

A

 3月に40歳になった人の話しでした。健康保険法156条は、被保険者の保険料額を定めています。介護保険法9条2号の被保険者は、健康保険の一般保険料額と、介護保険料額との合算額としています。

 介護保険の第2号被保険者は、…

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2011.01.01 【健康保険法】

任継の介護保険料いくら? 現在支払う額と同じか

キーワード:
  • 介護保険
  • 任意継続被保険者
  • 定年
  • 第2号被保険者
Q

 まもなく60歳定年に達しますが、再雇用を選択せず、完全にリタイアする予定です。健康保険は任意継続被保険者を選択するつもりですが、介護保険料の扱いはどうなるのでしょうか。現在負担している介護保険料を、健保の保険料に上乗せして支払うのでしょうか。【埼玉・M社】

A

全国一律で負担倍増する 一般保険料は住所地ごと

 60歳で定年退職した人は、介護保険の第2号被保険者となります(介護保険法第9条)。第2号被保険者の定義は、「市町村の区域内に住所を要する40歳以上65歳未満の医療保険加入者」です。

 第2号被保険者については、「医療保険者」が健康保険料と一体で介護保険料を徴収します。退職し、国民健康保険に加入すれば…

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