『雇用管理』の労働関連コラム

2023.04.01 【書評】
【今週の労務書】『はじめての人事管理〔第3版〕』

話し言葉で平易に解説  本書は、本紙コラム「ぶれい考」の執筆経験者を含む著者らが、人事管理の分野の初学者向けに作成したテキストである。賃金制度や雇用管理など、人事にまつわる各種トピックをコンパクトかつ平易に解説した。Q&A形式を採り、その回答も話し言葉で書かれているなど理解を促す仕組みとなっている。  たとえば賃金関係では、仕事を基準に人……[続きを読む]

2019.11.02 【書評】
【今週の労務書】『実例から学ぶ パートタイム労働者のトラブル解決と防止策のすべて』

50のトラブル参考に  パートタイム労働者の雇用管理の基本や現状、トラブルの防止策を説くのが本書。同一労働同一賃金など最新の雇用管理にも触れ、法規制への不十分な理解から発生する各種問題に対処している。  現状の問題点として、雇入れ時の労働条件明示の不徹底などを挙げた。労働条件の明示は労働基準法第15条により義務付けられているが、パートタイ……[続きを読む]

2019.06.22 【書評】
【今週の労務書】『外国人雇用の実務必携Q&A〔第2版〕─基礎知識から相談対応まで─』

改正入管法に対応  本書は、外国人の採用準備から退職・解雇に至るまでの雇用管理面の留意事項をQ&A形式で示したもの。労働条件や労働環境、懲戒処分などに関する企業からの相談事例に基づき、労使トラブルの予防・解決に向けた対応を明らかにしている。改正入管法に対応し、新在留資格「特定技能」の対象職種や取得要件、取得の流れなども示した。  採用前に……[続きを読む]

2016.05.23 【書評】
【今週の労務書】『企業労働法実務入門 書式編――はじめての人事労務担当者からエキスパートへ』

これ1冊で実務回せる 「実務」とは「書式」――本書を著した研究会代表弁護士が語るように、「これ1冊で人事実務を回せる」が本書のコンセプト。労働・社会保険の基礎を説いた前作の続編で、担当者なら知っておくべき300超の関連書式を網羅し、いつ・いかなる時に・どう書くかを個々に解説、裁判時の証拠資料として使えることにも配慮しつつ、戦略的・実践的に……[続きを読む]

2014.01.27 【書評】
【今週の労務書】『解雇改革 日本型雇用の未来を考える』

規制の具体化は労使に 労働法学者である著者は、「解雇規制がこのままでよいとは考えていない」とし、規制緩和を唱える経済学者からの問題提起も踏まえながら、あるべき姿を模索する。肯定・否定によらず極論ばかりがクローズアップされがちなテーマだが、本書はむしろあらゆる主張・論点を俎上に載せ、慎重な検討を積み重ねていく。 提示される改革の方向性は、現……[続きを読む]

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