『民法改正』の労働関連コラム

2021.01.30 【書評】
【今週の労務書】『実務家のための労務相談(民法で読みとく)』

必要な条文取り出し解説  労働問題を解決に導こうとするとき、まず当たるべき規範は労働法だ。しかし、労働法は企業が直面する労働問題のうち、ごく一部にしか規定を設けていない。たとえば、採用内定、試用期間、昇進・昇格、業務命令などは関係する規定がない。したがって、多くのケースでは民法の規定を使い、解決を図っている。  本書は労働問題に携わる実務……[続きを読む]

2020.09.26 【労働法超入門】
【労働法超入門】賃金の消滅時効延長

 令和元年度末に労基法を改正する法律が成立・公布され、令和2年4月1日から施行されています。今回改正では、賃金の消滅時効期間を見直し、それに伴う関連規定を整備しています。  キッカケは民法の改正です。従来、使用人の給料については、短期消滅時効(1年)の対象とされていました。労基法では、労働者保護のため、民法の特則として2年の時効消滅期間を……[続きを読む]

2018.02.05 【主張】
【主張】実務上重要な時効の延長

 厚生労働省は、改正民法に対応して労働基準法を中心とする消滅時効のあり方について検討をスタートさせたという(本紙1月22日号1面既報)。民法上の短期消滅時効が基本的に廃止されたことから、労基法に規定している賃金請求権や年次有給休暇請求権の消滅時効期間が長期化する可能性が高まっている。 簡単にいえば、救済幅が拡大し労働者保護が強化される方向……[続きを読む]

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