『業績向上』の労働関連コラム

2019.04.27 【書評】
【今週の労務書】『今いる社員で成果を上げる 中小企業の社員成長支援制度』

説明丁寧に正しく運用  本書は、社員のやる気と能力を引き出し、会社の業績をアップさせるための人事制度・評価制度の構築方法を中小企業に紹介するもの。最大限の効果を引き出せるよう、制度の内容だけでなく、運用面も詳しく解説しているのが特長だ。  たとえば、中小企業にみられる運用時の問題として、従業員への説明を行わず運用を開始してしまったり、管理……[続きを読む]

2016.08.31 【書評】
【今週の労務書】『人事評価で業績を上げる! 「A4一枚評価制度」』

経営方針に沿う行動促す  時々刻々と経済情勢が変化するなか、旧来の人事評価制度を漫然と運用することに警鐘を鳴らすのが本書。評価の公平性は切り捨てるべきなどと歯切れが良すぎるきらいはあるが、人事評価の目的を業績向上に絞り、制度を社員の行動を促すツールと捉える視点は徹底している。  評価項目を業績向上につながる行動に限定し、経営方針に即した働……[続きを読む]

2014.08.25 【書評】
【今週の労務書】『労組出身社労士が初めて明かす 伸びる会社の黄金サイクル』

人への投資で好循環を 近年の春闘で労働組合が掲げる御旗の一つが「人への投資」。まずは労働者の処遇を上げ、それを通じて働く意欲を高めることが、製品の品質や顧客サービスの向上につながり、ひいては会社の業績も向上する――そんな好循環論である。 著者の出自を前面に出した本書の"肝"もまさにこの点にあるといって良いが、とかく精神論で終わりがちなテー……[続きを読む]

2013.11.11 【書評】
【今週の労務書】『どんな年上部下でも一緒に働きたくなる上司のルール』

信頼得られる行動を  本書は、大手ドラッグストアチェーンの店長経験が豊富な社会保険労務士が、年長のパートタイム労働者などを多く抱える職場の管理者向けに、人材活用の秘訣を解説したもの。  小売業や飲食業などのチェーン店舗では、比較的若い正社員が店長に抜擢され、自分の親ほどに年が離れた「年上部下」を持つケースが珍しくない。そのため、若い店長に……[続きを読む]

2013.07.15 【書評】
【今週の労務書】『人事の統計分析 人事マイクロデータを用いた人材マネジメントの検証』

実データで"通説"検証 本書は、製造業6社から複数年にわたる個々の従業員の評価結果、報酬などのデータを収集し、これを分析することで人事制度がもたらす効果の実証研究を試みている。成果主義などの基本方針のみに着目してその影響を論じた書は多いが、制度の部分部分に焦点を当てている点で興味深い。例えば、目標管理制度の採用が、本当に短期的な成果を重視……[続きを読む]

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