『処遇改善』の労働関連コラム

2023.10.05 【主張】
【主張】手取り支援以上の活用を

 厚生労働省が明らかにした「年収の壁・支援強化パッケージ」は、106万円の壁への対応策としてキャリアアップ助成金に新コースを設けるとした(本号1面参照)。賃上げや所定労働時間延長などの「労働者の収入を増加させる取組み」を行う事業主に対し、労働者1人当たり最大50万円を支給する。  ただ、最長3年にわたって求められる要件は複雑で、フルで助成……[続きを読む]

2023.07.13 【主張】
【主張】正社員化で“流出”防止を

 非正規労働者のキャリアアップを後押しするため、厚生労働省が新たな公的職業訓練の導入に向けた検討を行っている(=関連記事:非正規向け公的訓練 柔軟な日程・手法を検討 受講しやすさカギに 厚労省)。現在の勤務先での正社員化や、異なる職種・企業での正社員就職をめざすうえで必要な能力の習得を手助けするという。  企業側からみると、人材不足が深刻……[続きを読む]

2023.01.22 【社労士プラザ】
魅力溢れる介護業界 人材確保へサポート/ふくおか社会保険労務士事務所 福岡 秀行

 2025年には団塊の世代の全員が75歳に到達し、40年には生産年齢人口の急激な減少が生じるといわれている。そして、厚生労働省の第8期介護保険事業計画によると、40年度に約280万人の介護職員が必要になると推計されている。  平成12年4月の介護保険法施行から2年後、私は介護業界の新卒の社員として社会人生活をスタートさせた。職種は事務職員……[続きを読む]

2021.05.30 【社労士プラザ】
介護職の処遇改善を支援/社会保険労務士齊藤事務所 代表 齊藤 広幸

 私は、東京都板橋区で開業し、間もなく3年目を迎える。社会保険労務士事務所を開業する以前、介護事業所で勤務していた経験があり、そのご縁もあって介護事業所に特化したサポートを業務として行っている。  この原稿を書いているのが4月16日。令和3年度処遇改善計画書の提出締切りである4月15日を無事に経過し、ほっと一息ついたところである。  処遇……[続きを読む]

2021.03.07 【社労士プラザ】
賃金減は不利益変更か/京葉中小企業労務協会 会長 石倉 雅恵

 お給料が増えることが、働く人の幸せ。これぞ鉄板の事実。だから賃金減額は不利益変更以外の何物でもない。それが労使共通の常識だ。  でも、本当にそうかしら。自分の独善的な物の見方を思い知らされたことがあったので、恥ずかしながら、ご紹介したい。  弊事務所には女性職員が6人おり、私は意図的に賞与を多く払うように努めてきた。男女の、そして正規、……[続きを読む]

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