『かとく』の労働関連コラム

2019.01.05 【書評】
【見逃していませんか?この本】長時間労働による書類送検の裏側は?/新庄耕『カトク 過重労働撲滅特別対策班』

 長時間労働の実態が同一企業の複数の支店で行われるなど、対象労働者が多い大規模事案や実態把握が困難な事案に対応しているのが「カトク」だ。正式名称は「過重労働撲滅特別対策班」で、2015年4月に東京、大阪の2労働局に設置された。  これまでに電通のほか、ABCマート、ドン・キホーテ、フジオフードシステム、サトレストランシステムズなどを労働基……[続きを読む]

2017.04.25 【監督指導動向】
3分の2の事業場で労基法違反 店長が月200時間残業していた小売業者も 大阪労働局

 大阪労働局は、平成28年11月の過重労働解消キャンペーンに合わせて実施した、若者の使い捨てが疑われたり過労死に関する労災請求が行われた事業場に対する重点監督の結果を明らかにした。354事業場へ立ち入ったところ、3分の2に当たる236事業場で労働基準関係法令にかかわる違反が発覚し、是正勧告書を交付している。 最も多かった違反は、「違法な時……[続きを読む]

2016.04.12 【監督指導動向】
“かとく”の大型送検で接客娯楽業が大幅増加 大阪労働局・平成27年の書類送検状況

 大阪労働局は、平成27年の書類送検状況を取りまとめた。前年は2件だった接客娯楽業の件数が、20件へと大幅に増加している。過重労働撲滅特別班(通称かとく)による大型送検が、接客娯楽業の件数を押し上げた要因だ。 法令別にみると、労働基準法違反が49件に対して、労働安全衛生法違反が37件。それぞれ前年比15件増、19件減となっている。労基法に……[続きを読む]

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