死亡した労働者も書類送検 伐木時に危険防止措置せず 伊勢労基署

2017.02.02 【送検記事】

 三重・伊勢労働基準監督署は、伐木作業で危険防止措置を講じなかったとして、1法人2人を労働安全衛生法第21条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで津地検伊勢支部に書類送検した。

 書類送検したのは、林業の大紀森林組合(三重県度会郡)および同社の林産流通課課長と伐木作業中に死亡した同課班長。

 平成28年6月、同県度会郡の山林で、同課班長がチェーンソーを用いて立木を伐採していたところ、枝などが絡んでいた別の立木が後方から倒れてきて挟まれ死亡する労働災害が発生した。労災発生時、複数人で作業しており、死亡した班長はほかの労働者を束ねる立場にあったことから、立件対象となった。同社課長は、当日は作業現場にいなかったものの、事前調査に訪れており危険性を把握できたとして書類送検された。

 労働安全衛生規則では、伐木作業をするときに危険の生じる恐れのある木の枝やつるなどを取り除くよう定めており、同労基署は「このほかにも、たとえばロープを結び付けるなどの危険防止措置を講じるべきだった」としている。

【平成28年12月15日送検】

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