ライフライン設けず墜落事故で送検 法改正以後神奈川県で初 横浜西労基署

2016.12.27 【送検記事】

 神奈川・横浜西労働基準監督署は、墜落防止措置を講じなかったとして、ビルメンテナンス業㈱サンユニオン(神奈川県横浜市神奈川区)と同社代表取締役を労働安全衛生法第21条(事業者の講ずべき措置等)違反の容疑で横浜地検に書類送検した。平成2810月、同社労働者が死亡する労働災害が発生している。

 被災者は、同県戸塚区内の5階建てビルにおいて、ビル外側窓ガラスの清掃作業を始める際、高さ20メートル付近から墜落した。身体保持器具であるブランコ台に乗ったところ、メインロープが結節していた屋上の支持物から解けたことが原因。

 同労基署が調査したところ、ロープを使う高所作業にもかかわらず、メインロープ横に安全帯を取り付ける「ライフライン」を使用していないことが判明した。平成28年1月の法改正で、ロープ高所作業を労働者に行わせる際はライフラインの設置が義務付けられていたが、同社はこれを怠っていた。

 同代表取締役は事故前に、ロープ高所作業に関する特別教育を受講していたにもかかわらず、日常的にライフラインを設置しなかった。

 同労基署によれば、「神奈川県内において、ライフライン未設置違反で書類送検したのは初めて」だという。

【平成2812月8日送検】

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