【ひのみやぐら】よい人間関係つくる職長会

2016.12.22 【社説】
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 大規模工事現場の安全管理で重要事項のひとつが、職長会の運営だ。その活動の良否が現場の災害防止対策を左右するといっても過言ではない。職長会は、職長で編成する自主組織。目的としては、各職間の連絡調整、明るい雰囲気をつくるためのコミュニケーションの推進、安全衛生活動のキーマンとしての役割、職長同士の相互研さん――などがあげられる。

 建設現場で各職の工程は、密接な関係を持っている。同一の場所で、混在して作業が行われるのだから、連絡調整は非常に重要になる。上下、左右の確実な連絡は職長会にかかっている。

 当然、連絡をスムーズにするためには、コミュニケーションが必要になる。話し方、聴き方、指示の仕方――どれもが欠くことのできない能力だ。建設業で働いたことのない人にとって職人といえば、寡黙でコツコツと自分の仕事に打ち込むといったイメージがあるかもしれないが、実際は技術的なウデがよいだけでは務まらない。

 人間関係の構築に長け、配慮のできる人材が求められているのだ。

 日ごろからの声かけ、清掃活動などのほか職長会では、コミュニケーションをよくするための企画を立案するのも仕事のひとつ。お馴染みの焼肉パーティーやボーリング大会はもちろん、広報紙の発行、花や野菜の栽培など活動は多岐にわたる。こうした企画力、運営力も職長の大切な能力だ。

 今号、特集Ⅰで紹介する竹中工務店横浜支店の(仮称)小杉町二丁目計画作業所では、リーダー会が中心になって安全衛生活動を推進しているという。クイズ形式で誤りを探す「指差体感訓練」では、重機作業や安全帯、玉掛けなどをテーマに関連する作業場所に写真付きの看板を設置。間違っている箇所を見つけながら、指差し呼称で確認をするアイデアあふれる活動に取り組んでいる。毎日の朝礼でも、抜き打ち一人KY、平均台歩行による体調確認など、その工夫には目を見張るものがある。

 こうした活動が安全意識を高め、コミュニケーション向上に一役買っているのは間違いない。同現場を模範としたい。

平成29年1月1日第2273号 掲載

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