36協定超過し違法残業 死亡事故契機に発覚 長岡労基署が運送業者を送検

2016.12.12 【送検記事】
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定期検診実施も怠る

 新潟・長岡労働基準監督署は、休日・時間外労働に関する労使協定(36協定)を超過して労働者に残業させたとして、運輸業の㈱エスアンドエー(栃木県鹿沼市)と同社新潟営業所(新潟県長岡市)の所長を労働基準法第32条(労働時間)違反の容疑で新潟地検長岡支部に書類送検した。平成28年4月に東北自動車道福島トンネル付近で発生した、同社のドライバーが死亡する交通労働災害を契機に調査を開始している。

 調べによると同社は、被災したドライバーに対し、災害直前の3月29日~4月7日、36協定の限度時間を超えて1日当たり1時間~7時間40分の違法残業をさせていた疑い。同期間内の合計違法残業時間は、50時間を超えている。「なかには、1日20時間近く働いていた日もあった」(同労基署)という。

 同社は、被災者に対して健康診断を実施していなかったとして、労働安全衛生法第66条(健康診断)違反でも送検されている。深夜業を含む業務に常時就かせていたにもかかわらず、半年に1度の法定健診を実施していなかったばかりか、1年に1度の定期健診も受けさせていなかった。

【平成281012日送検】

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