違法な作業手順を黙認 挟まれ死亡災害で三井製糖を書類送検 兵庫労働局

2016.11.28 【送検記事】

 兵庫労働局は、労働者が機械に巻き込まれることを防止しなかったとして、三井製糖㈱(東京都中央区)と同社砂糖生産本部神戸工場製造課長を労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の容疑で神戸地検に書類送検した。平成28年1月、同社神戸工場で働く労働者が機械に巻き込まれて死亡する労働災害が発生している。

 被災者は、上白糖を乾燥させる「ドライヤークーラ」と呼ばれる機械の吸排気を行うスタフィンボックスの洗浄作業を行っていた際に、機械内部に散らばった上白糖を掻き揚げて乾燥ルートへ戻す金属製の巨大な羽に巻き込まれた。洗浄作業は定常作業で、本来は機械の運転中に内部へ入って行ってはならないにもかかわらず、同社は運転中の洗浄作業を黙認していた。

 書類送検を受けて同社はホームページ上で、「事故発生直後、直ちに設備等の改善と作業手順の見直しを行ったほか、種々の再発防止策を講じ」たとし、「引き続き全社を挙げて再発防止策を徹底し、安全管理体制の改善に全力で取り組んでいく」としている。

【平成28年9月23日送検】

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