チェーンソー特別教育未実施で牧場を送検 大河原労基署
2016.10.24
【送検記事】
宮城・大河原労働基準監督署は、チェーンソーを用いる立木伐木作業を労働者に行わせる際、特別教育を実施しなかったとして、㈲七日原高原佐豊牧場(宮城県刈田郡蔵王町)と同社代表取締役を労働安全衛生法第59条(安全衛生教育)違反の容疑で仙台地検に書類送検した。平成27年11月、同社労働者が死亡する労働災害が発生している。
被災者は、同牧場の敷地内の防風林の立木伐木作業に従事していた。近くで作業していた別の労働者がチェーンソーで伐木し、倒れた木の下敷きとなり死亡している。
同労基署が災害調査を行ったところ、同社がチェーンソーに関する特別教育を実施しないまま伐木作業を行わせていたことが発覚した。法律については知っていたものの、林業ではないため特別教育を後回しにしてしまったなどと話しているという。
【平成28年9月16日送検】