文書交付せず発注元責任者を書類送検 堺労基署・硫酸事故で

2016.01.19 【送検記事】

 安全衛生に関する文書を交付しなかった発注元責任者を処分――大阪・堺労働基準監督署(廣安由子署長)は、資源リサイクル・再生可能エネルギー業のリマテックR&D㈱(東京都千代田区)と発注元責任者である同社部長代理を労働安全衛生法第31条の2(注文者の講ずべき措置)違反の容疑で大阪地検に書類送検した。

 平成27年6月、大阪府堺市にある企業のプラント棟の、リマテックが発注していた作業現場において、2次下請として現場に入っていたプラント関連会社の労働者が、配管内から噴き出した濃硫酸を浴びて重傷を負う労働災害が発生した。

 同部長代理は、硫酸が入るタンクに接続する配管の解体作業を開始する前に、①硫酸の危険性及び有害性、②当該仕事の作業において注意すべき安全又は衛生に関する事項、③当該仕事の作業について講じた安全又衛生を確保するための措置、④硫酸の流出その他事故が発生した場合において講ずべき応急の措置――を記載した文書を、元請へ交付しなかった疑い。「元請に対して文書を交付しなければならないことを知らなかった」と供述している。

【平成28年1月7日送検】

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