日常的に合図定めず 2人死亡の労災で製造業者送検 秋田労基署

2017.04.11 【送検記事】

 秋田労働基準監督署は、クレーンを使った荷下ろし作業を行う際の合図を定めなかったとして、自動車部品製造業の㈱スズキ部品秋田(秋田県南秋田郡井川町)などを労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで秋田地検に書類送検した。平成28年3月、同社労働者2人が死亡する労働災害が起こっている。

 送検されたのは、法人以外に、同社の業務全般を統括管理し、工場長と部長を兼任している代表取締役、製造部の業務全般を統括管理する部次長、課の下に置かれた「組」を統括し、安全管理者を務める課長、および組長の計1法人4人。

 被災者2人は、同社熱鍛工場における材料搬入口付近の鋼材置き場において、クレーンを使って重さ2トンの鋼材束を荷下ろしする作業に従事していた。この時、吊り上げていた鋼材束に激突されている。

 送検された4人は、荷下ろし作業が複数人で行われることを認識していたにもかかわらず、作業要領書などを作成を作成せず、作業の合図を定めることを怠っていた疑い。同労基署によれば、「荷下ろし作業は定常作業だが、日常的に合図を定めていなかった」という。

【平成29年3月14日送検】

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