移動式クレーンのワイヤが高圧線に近接し感電

【建設業】【感電】
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発生状況

 S造7階建て事務所ビルの新築工事で、地上第一節の柱、梁工事を7人で行っていた。

 工事は順調に進み、エントランス部の柱(H200mm、長さ5.3m、重量約270kg)を移動式クレーンで吊り上げ、仮置き場から据付台座まで被災者が銅材に手を掛け誘導しているときに、移動式クレーンの巻き上げワイヤが、上空の6600Vの架空線に近づき過ぎ、架空電線からワイヤに電気が誘導され、鋼材に流れ感電した。

 ・移動式クレーンの旋回は、常に躯体側を旋回し、外部フェンス側(道路側)を旋回しないことが現場ルールとして定められていた。

発生原因

① 管理的要因:現場付近の電線路に…

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