硫酸を含んだ排液内に亜硝酸ナトリウム溶液が流れ、硝酸ガスが発生 保護具を着用せずに作業

【製造業】【有害物等との接触】
  • list
  • クリップしました

    クリップを外しました

    これ以上クリップできません

    クリップ数が上限数の100に達しているため、クリップできませんでした。クリップ数を減らしてから再度クリップ願います。

    マイクリップ一覧へ

    申し訳ございません

    クリップの操作を受け付けることができませんでした。しばらく時間をおいてから再度お試し願います。

労働災害事例シート

※ボタンをクリックするとPDFデータがダウンロードできます。

災害の発生状況

 この災害は、出荷用のポリタンクに濃度40%の亜硝酸ナトリウム溶液を充填する作業中に発生したものです。

 ポリタンクへの充填は、亜硝酸ナトリウム溶液の貯蔵タンク側の元バルブを開き、充填用ポンプを起動し、ダイヤフラム弁作動用スイッチを入れた後、充填量を設定し、充填ガンをポリタンクの充填口に差し込み、充填側のバルブを開き、充填ガンに取り付けられたダイヤフラム弁開閉スイッチを入れることにより設定した充填量を自動的に行うものです。また、大容量のコンテナへの充填は、ダイヤフラム弁のエアーロックピンを開放し、流量計を見ながら、充填側のバルブを開閉することにより行われていました。

 充填ガンは、排液ピットに配管されたドレン口に格納されていました。排液ピットには、反応槽からの硫酸を含んだ洗浄液が溜められていました。

 災害が発生した日、被災者は、ポリタンクに亜硝酸ナトリウム溶液を手順に従って充填した後、充填ガンをドレン口に差し込み、コンテナへの充填の準備作業を行っていたところ、排水ピットから硝酸ガスが発生し、異臭があたりに漂いました。それを吸入した被災者はただちに病院に搬送されました。

災害の主な原因

 この災害の原因としては、…

この記事の全文は、安全スタッフの定期購読者様のみご覧いただけます。
▶定期購読のご案内はこちら

安全スタッフ電子版へログイン

安全スタッフ電子版は安全スタッフ購読者専用のサービスです。

詳しくは労働新聞・安全スタッフ電子版のご案内をご覧ください。

起因物等:

あわせて読みたい

ページトップ
 

ご利用いただけない機能です


ご利用いただけません。