安全スタッフ 9月15日号 2050号
特集
マンガで学ぼうリスクポイント
「災害の芽」を根絶する新たな手法として、厚生労働省が強くプッシュするリスクアセスメント。大手では比較的導入しやすい状況にあるが、中小以下の事業場では未だなじみの薄いのが現実だ。本誌では、職場に潜む危険に興味を持ってもらうようマンガを使ってリスクを算定する企画を試みた。製造業編、建設業編の事例をもとに下の表を見ながらどれだけのリスクになるのか職場のみんなで判定し、理解を深めて欲しい。
ニュース
「機械の包括的安全基準の指針」改正へ
厚生労働省は7月31日、「機械の包括的な安全基準に関する指針」(平成13年6月1日付けの基発501号)を改正し、関係団体の長宛に通達した。平成17年の労働安全衛生法の一部改正でリスクアセスメントが事業者の努力義務として規定されたことから、機械による災害をさらに減少させるため、リスクアセスを主軸とした内容に大きく変更したもの。機械を労働者に使用させる事業者の実施事項として、「実施内容」「危険性又は有害性の同定」「リスクの見積り等」「保護方策の検討及び実施」など10項目を指示している。調査の実施方法や保護方策の流れなどの機械の安全化の手順も示した。
トピックス
「改善イベント」で危険発見
職場環境の向上と生産性アップを、定期的な改善活動で実現している企業がある。日本タービンテクノロジー(株)(本社:千葉・成田市、従業員140人)は、「改善イベント」と銘打って毎月従業員による作業工程の見直しを実施。本来は作業効率アップを目的とした活動だが、機械に潜む危険を洗い出すことにもなるので、安全面での改善例も多く生まれている。例えば、マシンガードをスライド式にすることで、挟まれ・巻き込まれ防止を図った。従業員一人ひとりが自分で考えて行動することから、若手従業員への教育目的も高まっている。
■ニュース(その他)
・派遣社員の災防を チラシで呼びかけ 品川労基署
・37事業場へ指導文書 東京労働局が「労災認定」対象に 過重労働で
・2007メンヘル白書を発表 社会経済生産性本部が大会開く
・「統括産業医」の活用検討へ 厚労省が報告書
・リスクアセスを実行できる人に 中央労働基準協会で事例
・厚生労働省人事異動
■道しるべ
産業医活用 事業者との対話から
■熊谷組―作業員基本教育 No.2
2 作業員のみなさんへ
5.安全施工サイクル
6.KYC活動(危険予知活動)
■統計資料
平成19年における労働災害発生状況 平成19年8月速報値
■ケーススタディ ストレス対処法 第18回
部下がうつ病になったとき/メンタルヘルス研究会 浅見自生
■元現場所長が残したい後輩へのメッセージ 第4回
雷様が落ちてきた/元・東亜建設工業(株)環境技術室長 林田吉矩
■建設業の労働災害事例 第94回
プレハブ内で発電機により一酸化炭素中毒になる
■社労士が教える労災認定の境界線 第18回
親会社の構内をバイクで走行中、転倒
/古澤社会保険労務士事務所 所長 古澤和哉
■忙しく働く人のためのメタボ対策プログラム ステップ8
心の健康管理/マベリック トランスナショナル
■安全スケルトン 第18回
■裁判例が語る安全衛生最新事情 No.42
友定株式会社事件 従業員の脳内出血と安全配慮義務/弁護士 外井浩志
■送検事例
作業床設けず労働者が墜落死
■イチからカクニン安衛法
下請業者の講ずべき措置 元方に協力して安全確保
■実務相談室
<労災>補償実施の報告が必要か
<労基>育休中でも「計画年休」?
<健保>任継保険料も増減あるか
<雇保>事務組合へ代行頼みたい
<厚年>賞与高いと在職老齢得か
<パート>パートも正社員待遇に?
<安全>リスクアセス導入したい


