安全スタッフ 9月1日号 2049号
特集
工場防火はリスク管理で
工場では火気や電気を生じる機械に加え、さまざまな薬品を取り扱っている。万が一、火災が起こった場合、広範囲への延焼や大爆発といった周辺住民も巻き込む重大な災害につながりかねない。1つの部品工場での操業停止が生産ライン全体に影響を及ぼす例もあり、企業経営にとっても大きな痛手となる。今号の特集では、損害保険の観点から工場防火の必要性と企業におけるリスク管理方法について、日本損害保険協会の田和淳一グループリーダーに教示してもらった。設備に潜在する火災危険として、機械ごとの出火原因を解説。不適切な使用や不注意による取扱いが原因になることもあるので、従業員への教育も欠かせないという。
ニュース
アーク溶接を粉じん則へ
(独)労働安全衛生総合研究所は「粉じん障害防止対策の課題と方向性」と題する報告書をまとめ、現在粉じん障害防止規則の別表第1の粉じん作業から除外されているアーク溶接作業を加える方向で検討すべきとの見解を示した。じん肺の新規有所見労働者のうちアーク溶接作業および金属などの研ま作業での占める割合が高いことに言及したもの。報告書では、さらにトンネル建設工事で抗の大きさなど状況に応じた効果的な換気などの実施を粉じん則上の対策として義務化する方向性を求めている。
トピックス
工区間の連携強化へ協議会設置
複数の工区に分かれる大規模工事現場では現場同士の連携が欠かせない。多数の協力会社が関わる「東京国際空港D滑走路建設外工事」では、鹿島建設(株)・(株)大林組・五洋建設(株)など15社が各工区での情報を水平展開する「安全衛生連絡協議会」を結成している。第2回目の協議会は7月26日に開かれ、大田労働基準監督署、関東地方整備局などが参加。各工区の代表者とともに現場をパトロールし、改善点や見習うべき点を確認した。協議会の坂本好謙副委員長は、「厳しいスケジュール下ではあるが、何よりもまず安全を最優先に」とし、今後本格化していく工事に向けて、安全に対する意識を引き締めた。
■ニュース(その他)
・健康管理手帳の対象拡大 厚労省10月1日から省令施行 石綿作業者
・「人」意識した管理を 港湾災防 主要港督励巡視行う
・COHSMSで独自マニュアル 建災防高知県支部
・自治体でも心の病増加 社会経済生産性本部が調査
■道しるべ
男の更年期障害 放置しての自殺も!
■ニッポン列島7月の事件簿
■熊谷組ー作業員基本教育 No.1
1 作業員教育
2 作業員のみなさんへ
1.安全とは…
2.労働災害がおきると
3.作業員の義務
4.安全ルールの厳守
■元現場所長が残したい後輩へのメッセージ 第3回
指示を軽視され土砂崩壊/元・東亜建設工業(株)環境技術室長 林田吉矩
■ケーススタディ ストレス対処法 第17回
死亡災害発生の責任が問われるとき/メンタルヘルス研究会 浅見自生
■建設業の労働災害事例 第93回
鋼矢板打ち込み作業中、打込み定規の上から墜落する
■社労士が教える労災認定の境界線 第17回
転勤先職場でうつ病を発症/古澤社会保険労務士事務所 所長 古澤和哉
■忙しく働く人のためのメタボ対策プログラム ステップ7
疲労は大敵/マベリック トランスナショナル
■安全スケルトン 第17回
■裁判例が語る安全衛生最新事情 No.41
横浜市立保育園保母事件 保母業務と頸腕症の因果関係/弁護士 外井浩志
■送検事例
危険箇所に柵を設けず
■安全・衛生マンの労働法令ファイル
安衛令および安衛則の一部改正
■実務相談室
<労安>短期下請でも選任必要か
<労基>代休日の賃金計算法は?
<健保>「保険外併用」で負担増?
<雇保>基本手当に税金かかるか
<厚年>賞与からの徴収額拡大か
<均等>妊娠検査で何時間休憩?
<安全>挟まれ事故は防げるのか


