安全スタッフ 8月15日号 2072号
特集Ⅰ
機械安全のあるべき姿とは
リスクアセスメントの検証をしてきた労働安全衛生総合研究所の機械システム安全研究グループは、現場の絶対安全は困難という。「リスクゼロ」の形式的な宣言をするよりは、残留リスクの明確化を図って安全スタッフに適切な情報提供、教育・訓練など管理的対策を図るほうが重要とした。また、機械設備のリスクマネージメントの構築は経営者や設計・製造者が中心となり、本来のあるべき姿を追求するよう求めている。
執筆:独立行政法人労働安全衛生総合研究所 機械システム安全研究グループ 梅崎重夫・清水尚憲
特集Ⅱ
しっかり押さえておこう! 労災上積み補償額
労働災害の多くは中小以下の企業が占めるといわれる。その中小で死亡災害が発生した場合、国の労災保険だけで対応できるだろうか。民事になれば莫大な損害賠償を遺族などから要求されることとなる。もしもの時に頼りになるのが、企業内上積み補償だ。ここ数年、製造業では3200万円が相場として定着している。
ニュース
新たに「簡易調査」を追加
厚生労働省は、特定の化学物質を取り扱う作業者への実施が義務付けられている特殊健康診断について、健康リスクの早期発見などを図るために診断項目の見直しへ動いている。7月11日に開かれた第2回目の検討会では、同省が委託研究としてまとめた報告書をもとに診断項目の追加などが議論された。見直し案では、健診対象者全員への必須項目として新たに「作業条件の簡易な調査」を加える必要があるとしている。従来の「作業条件の調査」よりも項目を絞り、事業者と労働者への負担を軽減するよう配慮されている。今後さらに検討を重ね、規則改正を行う予定だ。
■ニュース(その他)
・危険な場所の情報提供を 厚労省 酸欠防止で指導強化
・3割の建設現場で墜落防止措置怠る 東京労働局
・予防安全技術導入へガイドラインを作成 国交省
・厚生労働省人事異動
■道しるべ
月曜病 休暇直後にご用心
■統計資料
平成20年における労働災害発生状況 平成20年7月速報値
■安全・衛生マン 喜怒哀楽
管理の基礎は5Sにあり
/キムラユニティー(株) SQ推進部 部長 林義彦
■あなたの職場のここがマンネリ! 第16回
適切な場所に置かれない器具/災害予防研究所 所長 中村昌弘
■安衛法・はじめの1歩 第十六講
作業主任者(その2の1)/国際産業労働調査研究センター 代表 木村大樹
■メンタルヘルスカウンセリングルーム 第16回
職場復帰/日本産業カウンセラー協会
■建設業の労働災害事例 第111回
胴縁に足を掛けてたる木を取付け中、墜落する
■社労士が教える労災認定の境界線 第39回
警備員が巡回中に倒れ虚血性心疾患により死亡
/村岡社労士事務所 村岡武仁
■こちらメタボ解決カンパニー その6
慢性腎臓病/マベリック トランスナショナル
■実践!建設現場の安全衛生管理 第4回
求められる成果/安全衛生教育 講師 田村日出男
■安全十字クロス 第16回
■裁判例が語る安全衛生最新事情 No.63
高住鉱産事件 孫請作業員の加害行為と元請責任/弁護士 外井浩志
■送検事例
路肩に誘導員の配置を怠る
■イチからカクニン 安衛法
OSHMSの法整備 リスクアセスと連動強める
■実務相談室
<労安> 面接指導が必要な要件は
<労基> 復職6カ月で年給付与?
<健保> 退職日をいつに決めるか
<厚年> 子供に遺族年金は出る!?
<育介> 4カ月の総枠どう計算?
<交通> 損保会社の示談額妥当か
<安全> 荷台からの転落防ぎたい


