安全スタッフ 7月1日号 2117号
特集1
とことん考えるヒューマンエラー
思い込み、勘違い、錯覚など仕事や生活をしていると常につきまとうのがヒューマンエラーだ。仕事の場合、製品事故に加え労働災害の要因のひとつにもなっているヒューマンエラーにどう対策を打っていくかが大きな課題となる。本誌では、ユニークな名称でヒヤリ・ハット報告を集めることに成功した東電工業㈱の事例と(財)電力中央研究所社会経済研究所ヒューマンファクター研究センターの分析評価手法から潜在的問題点を診断し改善が可能となる方法を教えてもらった。
特集2
作業手順書で段取り確認
鹿島建設(株)は、当該工事ごとに作業の段取りを示した「作業手順書」を作成し、現場の安全を図っている。建設現場は、常に同じ条件で施工するわけではない。工事の進捗に伴い発生するイレギュラーな事態を事前に抽出することで、先手の管理を行うこととしている。作業手順書は、労働安全衛生法に則って「事前施工検討会」の場で協力会社参加の下、法違反がないか綿密にチェック。同社と協力会社の納得のいく打ち合わせの後は、実効性ある書類として「周知会」で作業員一人ひとりが確認している。
ニュース
リスク情報の提供を制度化へ
厚生労働省は、金属加工用機械や建設機械などの動力機械を原因とした労働災害を減少するため、機械の包括的安全指針のなかでメーカーに求めている「使用上の情報」の提供を制度化する方向で検討を開始した。メーカーが機械の残留リスクや追加の防護対策などの情報を渡していても、ユーザーでは「受け取った覚えがない」などといった状況が見られることから、リストなどの形にしてユーザーがイメージしやすいよう危険情報を伝える仕組みが必要としている。確実な情報提供によりユーザー事業場でのリスクアセスメントを促進させるのが狙いで、今後必要となる情報の絞り込みを議論していく。
■ニュース
・無災害を目指し3か月運動展開
・危険「先取り」で墜落防止 大阪労働局が局長パトロール
・死亡災害が大幅減で8人に WBGT 値測定の効果現れ 職場での熱中症発生状況まとめる 厚労省・連携強化へ協議会開催 大阪労働局
・医師との面談に「ためらい」ある カウンセラー協
・メンヘル不調者が前回調査より減少 神奈川労働局
■道しるべ
全国安全週間 素朴な心情への訴えも
■統計資料
平成21年の建設業における死亡災害発生状況確定値
■事故災害に科せられる刑事罰 第13回
安衛法上の労働者に当たるか
/高下謹壱法律事務所 弁護士 二宮 暁子
■社労士が教える労災認定の境界線 第84回
中小事業主が国道で車のパンク修理中、事故に遭い死亡
/中小企業福祉事業団幹事 奴賀社会保険労務士事務所 所長 奴賀 智
■建設業の労働災害事例 第143回
岸壁から台船に乗り移ろうとした際、転落する
■ドキュメント!メタボ指導―腹山課長の半年間― 第3回
初回面接を受けるの巻2
/(株)マベリックトランスナショナル 管理栄養士 小澤 絵美
■深く知れば知るほど…型別災害 第13回
有害物等との接触 危険性の事前認識が不可欠
/古澤社会保険労務士事務所 特定社会保険労務士 所長 古澤 和哉
■ヤッテマスカ通信 No.13
熱中症の予防対策をヤッテマスカ?
■安衛法・はじめの1歩 第60講
危険性・有害性等の調査等2
/国際産業労働調査研究センター 代表 木村大樹
■安全基本問題150選 第1回
Q1からQ25まで
■労働基準監督官の目
一通のはがき
/栃木・鹿沼労働基準監督署 署長 手塚 稔
■アンゼン・わーど 第13回
/出題:正木ノリオ
■裁判例が語る安全衛生最新事情 No.108
金港交通事件 横浜地裁平成17年2月22日判決
後遺障害発症に対する損害賠償/弁護士 外井浩志
■送検事例
無資格で5年以上も運転
東京・池袋労働基準監督署
■実務相談室
<労安> 弱い地盤には鉄板必要か 移動式クレーンの転倒防止
<労基> 代替休暇の算式が2つに 45時間から3割へアップ
<健保> 夫死亡で必要な手続きは 自身も健保資格持つ妻
<厚年> 障害併合のパターンは? 法条文2つあり理解困難
<雇保> 介護休業給付は打切りか 一度中断して職場へ復帰
<交通> 加害者反省なく賠償増? 被害者に責任押し付ける
<安全> 安全装置無効化で事故!? 「両手ボタン」を片手操作
■安全・衛生マンの労働法令ファイル
職場におけるエイズ問題ガイドライン


