安全スタッフ 6月1日号 2115号
特集
微量な電流でも命取り
仕事や生活においても現代では欠かすことのできないのが電気だが、その便利さの一方で、直接目に触れることがないため、危険を認識しにくいという特徴を持っている。ほんのわずかな電流でも心臓などの人体を形成する重要な部分に直撃すると死亡に至ることを改めて認識する必要がある。7~9月が感電災害による死亡が多く発生する「魔の季節」とされるが、事前に感電への正しい知識と防止策を把握して予防に努めたい。
ニュース
「経験の短さ」が災害要因
中央労働災害防止協会は、パートタイム労働者、期間工・契約社員、臨時的雇用者など非正規労働者の安全衛生の実態に関する調査結果をまとめた。正規社員に比べて、パートタイム労働者や臨時的雇用者(雇用期間が1カ月以内の者)などで特に災害発生率が高く、その要因として経験の短さや雇用期間が短く十分な教育が受けられないことなどがあるとしている。教育面では、危険有害業務を行う際の特別教育やリスクアセスメントに関するもので実施率に大きな差がみられており、中災防では、非正規労働者であっても安全活動や教育の対象として確実に捉えていくことが課題とした。
別冊付録
安全体感マニュアル集
「安全体感マニュアル集」は、(社)日本造船工業会が会員事業所の取り組んでいる安全体感教育や擬似体感を紹介したもの。当編集部が、代表的な教育項目について抜粋し、再編集した。本マニュアルでは、写真や図解を交えながら実施要領、教育効果を解説している。危険感受性を高める手法として脚光を浴びている安全体感教育だが、事業所で取り入れる際の参考書として活用できる。
■ニュース
・1075人で過去最少を更新 厚労省 平成21年・死亡災害確定値 建設は57人減少し371人
・経済停滞以上に取組効果感じる
・総合工事業は1.09 厚労省 度数率を公表
・産廃処理作業中の粉じん爆発に注意 厚労省
・旭テック(株)に認定証を交付 建設業労働災害防止協会 コスモス
■道しるべ
KY・HHとRA 一体的取組み奨めたい
■統計資料
平成21年労働災害発生状況確定値
■ズームアップ
墜落・転落防止へ「強調期間」 大阪労働局-災害事例紹介し周知啓発 夏に向け感電・熱中症も
■事故災害に科せられる刑事罰 第11回
被告人と十分意思疎通を
/高下謹壱法律事務所 弁護士 植田 浩
■社労士が教える労災認定の境界線 第82回
社員寮の電球交換をしていた従業員が階段下に転落し骨折
/中小企業福祉事業団幹事 尾崎社会保険労務士事務所 所長 尾崎 明子
■トピックス
東京・メンタルヘルス対策支援センター 開所1年で約1400事業場訪問 職場復帰支援の関心高く
■労働基準監督官の目
言い訳は通用しない!/徳島・徳島労働基準監督署 署長 渡邉 優
■ドキュメント!メタボ指導―腹山課長の半年間― 第1回
特定保健指導に参加するの巻
/(株)マベリックトランスナショナル 管理栄養士 小澤 絵美
■深く知れば知るほど…型別災害 第11回
おぼれ 水に直接関係ない作業でも注意
/古澤社会保険労務士事務所 特定社会保険労務士 所長 古澤 和哉
■ヤッテマスカ通信 No.11
作業場所の確認、不安全行動の防止をヤッテマスカ?
■安衛法・はじめの1歩 第58講
機械等貸与者等の講ずべき措置
/国際産業労働調査研究センター 代表 木村大樹
■建設現場―最新ポスターかたろぐ No.5
近道の誘惑に負けるな!
■アンゼン・わーど 第11回
■裁判例が語る安全衛生最新事情 No.106
江戸川区役所事件 東京地裁平成16年7月12日判決
受動喫煙による健康被害への損害賠償/弁護士 外井浩志
■送検事例
墜落防止へ足場を設けず
■実務相談室
<労安> 丸のこの安全対策教えて 木材加工で負傷者発生
<労基> 休業補償は退職日までか 業務上負傷し待期期間中
<健保> 高額療養の手続き必要? 家族同時に病院受診した
<厚年> 寡婦年金の支給対象は? 「遺族」と何が異なるか
<雇保> 育児休業給付金も延長!? 1歳2カ月まで育休可能に
<交通> 内容証明送り時効中断か 賠償請求権3年で消滅
<安全> 巡視の成果が上がらない 安衛委で発表前にパト
■安全・衛生マンの労働法令ファイル
定期健診における有所見率改善の取組


