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安全スタッフ 5月1日号  2113号

特集

水分・塩分を作業開始前に

気温が上昇すると、真っ先に頭に浮かぶのが「熱中症対策」という会社も少なくないのではないだろうか。建設業など屋外作業にとどまらず、製造業でも工場内の温度が上昇する環境にあり、あらゆる業種で夏の暑さとどうつきあうかが問われる。今回の特集ではさまざまな熱中症対策があるなか、水分・塩分に着目してみた。スポーツドリンクは、一般的に体の水分が奪われた時に飲むとイメージしがちだが、作業開始前にも補給することが熱中症予防のために大切なことだと、大塚製薬への取材で明らかになった。今年は、この水分・塩分をポイントとしたい。 

ニュース

ウェブ上で簡単にリスク見積もり

中央労働災害防止協会は、リスクアセスメントの取組みが低調な小規模事業場向けに、ウェブ上で実施可能な支援システムを開発した。対象業種は金属加工、めっき処理、製品組立など製造業を中心とした11業種で、作業の情報をあらかじめシステムに組み込むことで、予想される災害などを選択していくとリスクアセスメント実施表が作成される仕組みになっている。リスクアセスメントに対して「実施が難しい」とする声が上がっていたことから、実施の流れを簡略にすることで事業者の負担を軽減したもの。今後業種を増やし、普及を進めたい考えだ。

ズームアップ

荷主へ「発注時に配慮」を要請

東京労働局(東明洋局長)は、トラック運転者の過重労働防止を図るよう、関東運輸局東京支局と連名で荷主関係団体へ協力を要請した。不況の影響で発注条件が厳しくなり、運転者が長時間労働を強いられるケースが増えているとして、適切な運行計画をたてられるような発注や、遅延時にペナルティを科さないことなど配慮するよう求めている。昨年に管内18の労働基準監督署が実施した監督指導では、約9割の事業場で労働基準法などの法違反が発覚。「自動車運転者の労働時間等改善のための基準(改善基準告示)」の上限を超える長時間労働も多くの事業場で見つかっている。

■ニュース

・コスモス認定の実施方法を改正 建設業労働災害防止協会
・職場ストレスが健康に影響 中央労働災害防止協会 研究講演会を開催
・9割が改正安衛則を順守 厚労省 全国5056現場の足場で実態調査 手すり先行工法実施は3割に
・配管取扱い作業の災害に注意を促す 東京・中央労基署(関連資料有り)
・厚生労働省人事異動

■道しるべ

OJT(現場教育) 新人への苛立ちは禁物

■統計資料

平成21年における労働災害発生状況 平成22年3月速報値

■事故災害に科せられる刑事罰 第9回

検察官が事情聴取も
/高下謹壱法律事務所 弁護士 植田 浩

■社労士が教える労災認定の境界線 第80回

ワンマン社長の公私にわたる罵倒と長時間労働で精神障害に
/中小企業福祉事業団幹事 蘇武社会保険労務士事務所 所長 蘇武 則之

■建設業の労働災害事例 第141回

脚立を使い掘削床に降りる際、墜落し鉄筋が刺さる

■スポット

労災かくし件数が増加 神奈川労働局 昨年より5件増える 景気低迷で元請けに発覚恐れ

■マベリック式健康管理のススメ No.23

息は生き方
/関西大学 人間健康学部 准教授 原田 純子

■深く知れば知るほど…型別災害 第9回

切れ・こすれ 多業種で発生し件数減少もない
/古澤社会保険労務士事務所 特定社会保険労務士 所長 古澤 和哉

■建設現場―最新ポスターかたろぐ No.3

スラブの補強はしっかりと!

■ヤッテマスカ通信 No.9

トラック搭載型クレーンの転倒防止をヤッテマスカ?

■安衛法・はじめの1歩 第56講

発注者や元方事業者などが講ずべき措置5
/国際産業労働調査研究センター 代表 木村大樹

■アンゼン・わーど 第9回

■裁判例が語る安全衛生最新事情 No.104

医療法人協和会事件 大阪地裁平成16年4月12日判決
患者からの感染に対する損害賠償/弁護士 外井浩志

■送検事例

ロコクレーンの転倒防止怠る

■実務相談室

<労安> といし破損し災害発生? 粉じんの発散防ぎたい
<労基> 分単位で代替休暇付与? 時間外60時間以上の端数
<健保> 療養給付いつまで続くか 日雇で病気長期化の場合
<厚年> 子への遺族年金は継続か 妻の再婚者と養子縁組
<雇保> 失業の認定日を変えたい 採用面接重なり出頭ムリ
<交通> 異議申立繰り返すべき!? 後遺障害等級に不満あり
<安全> 新入社員の事故防ぎたい 被災者に占める割合多い

■安全・衛生マンの労働法令ファイル

労基則の一部を改正する省令案