安全スタッフ 5月1日号 2065号
特集Ⅰ
平成20年度 労働基準行政の重点施策
新年度がスタートを切って1カ月。厚生労働省では、地方労働局が下敷きとする平成20年度の「労働行政運営方針」を策定、労働基準行政の重点施策を示した。本誌では安全衛生部分を抜粋して掲載。今年度から5カ年計画でスタートする「第11次労働災害防止計画」が盛り込まれ、特定災害対策や労働災害が多発している業種への対策など安全衛生対策を推進する事項があげられている。
特集Ⅱ
「気づき力」高めエラー防止!
ヒューマンエラーによる災害防止は「気づき力」で――。エラー行為による労働災害の予防には発生パターンを熟知し、エラーの可能性や災害の大きさに「気づき」、さらに災害回避に向けた行動をとる能力の育成を図るよう、電力中央研究所の堀江康夫ヒューマンファクター研究センター長は示している。このため、エラーはどのようなメカニズムで誘発されるのか理解することが極めて重要とヒューマンファクター教育・研修の実施を求めた。本稿では脳の情報処理過程や背後要因を解説、エラーへの対処法を指示している。
ニュース
事業場の規模で活動に格差
中央労働災害防止協会は、「景気拡大期における安全衛生管理の実態に関する調査研究報告書」をまとめた。生産量が増えている大規模事業場ほど管理者の安全衛生活動が活発になっているものの、中小事業場は低調傾向がみられると事業場間での取組みについて格差が生じている実態が明らかになった。大規模企業では人的資源や予算の増加で、安全スタッフの体制が充実したことが活発化の要因とみられる。一方で、中小では生産量減少による体制見直しによって人手や予算が割けない現状が浮かび上がっている。
■ニュース(その他)
・過重労働の減少へ委員会設置が有効 島根労働局
・睡眠時間確保を重点に 厚労省 交通労働災害防止ガイドラインを改正
・中小建設業者向け〝資格解説本〟作る 全国建設業協会
・厚生労働省人事異動
■道しるべ
危険体感 百聞に勝る手法か
■あなたの職場のここがマンネリ! 第9回
安全確認に役立たない指差し呼称/災害予防研究所 所長 中村昌弘
■安衛法・はじめの1歩 第九講
労働災害防止計画/国際産業労働調査研究センター 代表 木村大樹
■安全・衛生マン 喜怒哀楽
支店長としての決意/開発電子技術(株)関西支店 支店長 西岡晴美
■ニッポン列島 3月の事件簿
■メンタルヘルスカウンセリングルーム 第9回
職場の人間関係/日本産業カウンセラー協会
■社労士が教える労災認定の境界線 第32回
運転者が荷卸し作業で急性腰痛症を発症
/社会保険労務士 望月由佳事務所 代表 望月由佳
■相談にみる化学物質被害の実態 第5回
有機溶剤中毒の予防
/東京労災病院産業中毒センター センター長 圓藤陽子・医師 小川真規
■忙しく働く人のためのメタボ対策プログラム ステップ23
ソフトジムボール/マベリック トランスナショナル
■安全十字クロス 第9回
■裁判例が語る安全衛生最新事情 No.57
長崎日鉄鉱業じん肺訴訟事件 じん肺症罹患への賠償水準
/弁護士 外井浩志
■送検事例
墜落防止措置怠り元請け送致
■安全・衛生マンの労働法令ファイル
化学設備の非定常作業ガイドライン
■実務相談室
<労災> 「直退」途中は通勤災害か
<労基> 変形制の組み直し可能?
<健保> 日雇でも介護保険適用?
<厚年> 滞納長く障害給付不利か
<雇保> 取締役就任で資格喪失か
<交通> 疾病原因で保険金出る?
<安全> リスクアセス導入利点は


