安全スタッフ 4月15日号 2112号
特集
安全体感教育のじょうずな受講術
危険感受性を磨く新たな教育として、脚光を浴びている安全体感教育。災害疑似体験を受講するだけでも普段の仕事では味わえない危険への感覚を得ることができるが、主催側の狙い・意図が事前に分かれば教育効果は格段にアップすることは間違いない。本誌では、安全体感教育のパイオニアとされる住金マネジメントテクノプラザの協力を得て、主催者サイドが考えているその項目の目的、予想される効果、着眼点を教えてもらった。これを知っておけば、安全衛生担当者が受講者に対して事前に「回転体危険体感では自力では抜けない強さがあることを確認してきて!」といった絞り込んだアドバイスもできる。
ニュース
事業場選び重点的に保健指導
厚生労働省は3月25日、定期健康診断の有所見率が50%を超えたことなどを受けて、事業場での取組みを促進するよう都道府県労働局と関係業界団体に通達した。血圧、血中脂質といった脳・心臓疾患に関係する項目の有所見率が高い事業場を選定し、重点的に周知啓発や要請を行うよう指示している。事業者が保健指導を計画的に行うために労働衛生コンサルタントを活用したり、過重労働による健康障害防止対策として健康管理体制を整備するよう指導していく方針だ。また、取組みが低調な事業場への支援として、今年度から新たに専門家を派遣する事業を実施するとしている。
トピックス
「安全の心得」を幹部が訓話
(株)IHI(本社:東京・江東区)では新任の工事所長・工事監督を対象に基礎知識の習得と責任者としての自覚を促す「建設所長安全衛生教育」(通称=SMST:Site Manager Safety Training)を実施している。3泊4日の合宿形式で、「安全衛生12の鍵」を中心に実務を学ぶほか、経営幹部が安全についての心得を訓話して檄を飛ばす。スキルだけではなく、意識付けを重視した教育が特徴となっている。
■ニュース
・エレベーター事故で食品製造会社を送検 兵庫・姫路労基署
・新規着工の現場へリスクアセス演習 東京・中央労基署
・労災上積み14年ぶり増額 電機連合傘下組合が春闘交渉で 死亡時遺族補償を3400万円に
・新講習会をスタート 振動工具・丸のこで 建設業労働災害防止協会
・墜落災害撲滅へ国交相へ要望書 アクセス
■道しるべ
安全運動100年 足跡を顧みて学びたい
■トップ&キーマンいんたびゅう
小規模事業場の災害減少に主眼 埼玉県社会保険労務士会 安全衛生部会 リーダー 熊倉 博さん
■建設現場―最新ポスターかたろぐ No.2
旋回範囲内は立入禁止!
■安全・衛生マン 喜怒哀楽
「安全人間」の育成を図る
/JFEスチール福山協力会 次長 平原 昭雄
■事故災害に科せられる刑事罰 第8回
記憶が薄れる前に記録
/高下謹壱法律事務所 弁護士 植田 浩
■社労士が教える労災認定の境界線 第79回
作業中に右ひじが扇風機に当たり感電、その後眼の病を発症
/中小企業福祉事業団幹事 奴賀社会保険労務士事務所 所長 奴賀 智
■建設業の労働災害事例 第140回
過荷重の荷を吊ったため、トラッククレーンが転倒
■マベリック式健康管理のススメ No.22
呼吸は鼻で
/関西大学人間健康学部 准教授 原田純子
■深く知れば知るほど…型別災害 第8回
はさまれ巻き込まれ 製造業に代表されるが他業種でも
/古澤社会保険労務士事務所 特定社会保険労務士 所長 古澤 和哉
■ヤッテマスカ通信 No.8
労働災害発生時の処理を適切にヤッテマスカ?
■労働基準監督官の目
4つの責任の自覚を
/和歌山・御坊労働基準監督署 署長 寺村 裕司
■安衛法・はじめの1歩 第55講
発注者や元方事業者などが講ずべき措置4
/国際産業労働調査研究センター 代表 木村大樹
■アンゼン・わーど 第8回
■走れ!安全くん 第15話
なぜダメなの?建機の用途外使用/画・松沢秀和
■裁判例が語る安全衛生最新事情 No.103
北興化工機事件 札幌地裁平成16年3月26日判決
高血圧社員の脳出血と業務起因性/弁護士 外井浩志
■送検事例
安全帯使用の指示を怠る
■実務相談室
<労災> 労災の証明求められたが 仕事と病気無関係と認識
<労基> 本社で一括届はできる? 締結済みだが提出忘れ
<健保> 介護保険料は月割計算か 賞与査定期間中に40歳
<厚年> 障害3級軽快し一時金? 受給権切り替わるか
<派遣> 少々の雑用は付随業務か 仕事範囲外と電話応対拒否
<交通> 数十年前の事故で賠償? 最近になり後遺症疑う
<安全> 社内教育へ切替手順は? 外部講習会参加を取り止め
■イチからカクニン安衛法
作業環境測定 有害物質の濃度等把握


