安全スタッフ 4月1日号 2087号
特集
労働災害の刑事責任とは
不幸にして労働災害が発生した場合、法的責任が問われるが、刑事責任が追及されることになると、企業に与えるダメージは計り知れない。捜査対象となっても起訴されないように努力するのは必要であり、起訴でも無罪獲得や刑罰軽減に努めるのは、企業防衛のため当然といえる。今号特集では、労働災害の発生から捜査の流れ、注意すべき点など高下謹壱法律事務所の植田浩弁護士が解説し、不利益を回避する対応方法を示す。万が一の事態のためにも、備えは万全にしておきたい。
トピックス
職長の右腕に「作業指揮者」
職長は安全のキーマンといわれながらも、配下の作業員が十数人もいるとなると、一人ひとりの面倒は見切れない。鹿島建設(株)では、職長の下に「作業指揮者」を配置。目が届く4、5人グループのサブリーダーとしてキメ細かい指示・指導を行うこととした。段取り、作業間調整、職長会など多忙を極める職長の〝右腕〟として見落としがちになっていた新規入場者や経験の浅い作業員をフォローする。
別冊付録
初めての〝安全衛生〟
新たに安全衛生担当スタッフの任に就いた方を対象に、職務上必要な基礎知識をピックアップした。労働災害に対する責任、安全衛生管理規定、作業標準、リスクアセスメント、ヒューマンエラーの防止、などについて解説している。
■ニュース
・感染防止へ体制整備求める 新型インフルエンザでガイドライン改定
・積極的な「声かけ」を 東商文京支部 中小にメンヘルガイド
・自殺者防止へ電話相談 日本産業カウンセラー協会 3月に緊急実施
・死亡災害急増で緊急対策を実施 宮城労働局
・砂防工事の安全で研究発表会を開催 関東地方整備局
■道しるべ
労働者の義務 不履行には厳罰も
■労働基準監督官の目
被災者の生活を思う/福岡東労働基準監督署 署長 高木広
■ズームアップ
警報統一せず退避遅れる 雑司ヶ谷のゲリラ豪雨事故
■安衛法・はじめの1歩 第三十講
爆発・火災などによる危険を防止する措置3
/国際産業労働調査研究センター 代表 木村大樹
■企業経営とメンタルヘルス 第7回
メンヘル不全2 アルコール依存/JFEスチール(株) 東日本製鉄所
労働人事部 臨床心理士 博士(医学) 小林由佳
■建設業の労働災害事例 第121回
資材置場で通話中、後進してきたトラックに轢かれる
■社労士が教える労災認定の境界線 第54回
建設現場で作業員2人がケンカ/大宝労務安全研究所 所長 大田吉宝
■安全衛生基礎固め 第7回
中小事業場の災害防止2
/山室ウェルビーイングコンサルタントオフィス 所長 山室栄三
■こちらメタボ解決カンパニー その21
大腸がんとの関係/マベリック トランスナショナル
■実践!建設現場の安全衛生管理 第18回
組織づくり/安全衛生教育 講師 田村日出男
■安全十字クロス 第31回
■走れ!安全くん 第3話
オフィスの危険に気づかない社員/画・松沢秀和
■裁判例が語る安全衛生最新事情 No.78
秩父じん肺控訴審事件
石灰石によるじん肺への損害賠償/弁護士 外井浩志
■送検事例
石綿のばく露防止措置怠る
■安全・衛生マンの労働法令ファイル
健康管理手帳の交付等取扱要領
■実務相談室
<労安> 立入検査の応対で罰則? 監督指導より〝手ぬるい〟か
<労基> コアタイムのみを減額か フレックス制で欠勤控除
<健保> 〝選定療養〟の給付教えて 差額ベッドが対象と聞く
<厚年> 60歳から振替加算付く? 妻が年金を繰上げ受給
<雇保> 資格喪失手続きは必要か 外国企業へ数年間派遣
<交通> 廃業費用を請求すべきか むちうちで自営継続は不可
<安全> 〝ハザード〟を除去とは? 耳慣れない単語で戸惑う


