安全スタッフ 2月15日号 2060号
特集
「労働Gメン」の任務とは
労働者の権利を侵し、労働関係法令について法を守らない事業主には書類送検など厳しい姿勢で臨む労働基準監督官。全国労働基準関係団体連合会事業部調査役の古山善一さん(元中央労働基準監督署長)に情報収集、調査開始から強制捜査、送検まで労働基準監督官の任務についてインタビューした。「労働Gメン」とも呼ばれる厚生労働省職員は事業場のどこを見ているのか知っておきたい。
ニュース
「有所見率加えるのは疑問」
厚生労働省は1月24日、第33回労働政策審議会安全衛生分科会で今年度を初年度とする「第11次労働災害防止計画(案)」について検討を行った。計画の目標では、死亡災害20%以上の減少、死傷者数15%以上の減少が掲げられたが、定期健康診断での有所見率の増加傾向に歯止めをかけ、減少に転じるという目標は、「労働災害防止の観点からそぐわないのでは」とする意見も出た。さらに、その他の職業性疾病等の予防対策のなかに新型インフルエンザを盛り込むのは疑問との声も上がった。こうした疑問点・意見などを踏まえ、再度分科会を開催し4月からスタートしたい考えだ。
わが社の安全衛生活動は、今
気づき重視した「先取りハット活動」
プレストレスト・コンクリート橋の施工を主な業務とする㈱日本ピーエスは、作業中の危険に対し気づいて行った行動を発表し、水平展開して事故を未然に防ぐ「先取りハット活動」を実施している。危ない目にあったことを発表するのではなく、自分で積極的に行った安全活動を報告してもらうことで、毎朝のKYK時の発言を活発化させる。
執筆:(株)日本ピーエス本社工事部長 労働安全コンサルタント 中野一政
■ニュース(その他)
・神奈川労働局「チャレンジ60運動」結果 約7割の事業場に文書指導
・断裁機のクランプ 挟まれ災害に注意 東京・池袋労基署
・偽装請負絡みで被災し送検 鳥取・倉吉労基署
・マイナス1.5cmが腹囲の検査値 厚労省
■道しるべ
健康診断 事後の対処が肝心
■元現場所長が残したい後輩へのメッセージ 第14回
銃の暴発事故で大目玉/元・東亜建設工業(株)環境技術室長 林田吉矩
■統計資料
平成19年における労働災害発生状況 平成20年1月速報値
■トピックス
増加する労災かくしの送検
・過去の事案から動機まとめる/神奈川労働局
・建災防へ指導を要請/愛知労働局
■あなたの職場のここがマンネリ! 第4回
「動」の4Sを目指そう/災害予防研究所 所長 中村昌弘
■安衛法・はじめの1歩 第四講
用語の意義 その1/国際産業労働調査研究センター 代表 木村大樹
■メンタルヘルスカウンセリングルーム 第4回
やり手営業マンがテクノ不安症/日本産業カウンセラー協会
■社労士が教える労災認定の境界線 第28回
上司からの暴言でうつ病を発症し自殺
/自主研究「安全衛生」グループ 社会保険労務士 吉田一郎
■忙しく働く人のためのメタボ対策プログラム ステップ18
身近なものを利用して1/マベリック トランスナショナル
■安全十字クロス 第4回
■裁判例が語る安全衛生最新事情 No.52
JR東日本東京総合病院事件 頸腕症と業務との因果関係
/弁護士 外井浩志
■送検事例
墜落災害で元請けに責任も
■イチからカクニン 安衛法
製造等の許可 特化則で厳しい要件課す
■実務相談室
<労安> 深夜業従事で注意点は?
<労基> 派遣先の就業規則適用か
<健保> 2カ月前昇給とみなすか
<厚年> 新年金分割制度が開始?
<均等> 出産理由の不利益扱いか
<交通> 違法駐車の責任問える?
<安全> 事故調査やる意味あるか


