安全スタッフ 1月1日号 2081号
特集
CGを使って災害リアルに
災害を未然に防ぐかは、現場の安全教育にかかっていることは異論のないところだろう。そこで安全衛生担当者は、いかに興味を持ってもらうかが鍵となるが、石油プラントの建設工事を手がける日揮が画期的なDVDを作成した。CG(コンピューターグラフィック)を使って、被災状況をリアルに再現するのに成功。本誌では、実際にこのDVDを安全教育の場面で使用している現場をのぞいてみた。
ニュース
「改善基準」順守の動き活発に
トラック運転者の長時間労働を防止する動きが活発化している。(社)全日本トラック協会では、厚生労働省からの委託を受け、「自動車運転者の労働時間等改善のための基準(改善基準告示)」順守のための企業事例集を作成した。納入時間帯の細かな設定や複数の荷積み場設置など、荷主の協力のもとに拘束時間削減に成功した例を紹介し、手待時間短縮など問題解消につなげる考えだ。一方、東京、大阪などの地方労働局は、安全運行の確保と長時間運転のために荷主の関係団体宛に協力を要請した。改善基準告示を順守した運行計画が立てられるような条件での発注とともに、荷の積み降ろし作業中の墜落防止措置など労働災害防止への配慮も求めている。
トピックス
感覚研ぎ澄ます3つの「術」
設備の本質安全化や労働安全衛生マネジメントシステムの導入で、労働災害が飛躍的に減少している昨今、残されたテーマはヒューマンエラー対策といえるのではないか。「(13号相直)渋谷~代官山間地下化工事(土木工事第1工区)」を施工する鹿島・西松・鉄建建設共同企業体東急渋谷工事事務所では、朝礼時の「五感いきいき運動」、アスファルトの重さを当てる「重量目測」、実際に埋められている管を目で確認しておく「埋設管の現物展示」といった3つのヒューマンエラー対策を実施。危険に対する感覚を研ぎ澄まし、〝現認〟を第一とした安全管理を行っている。
■ニュース(その他)
・過重労働問題は320件 厚労省 労働時間の電話相談結果
・コンクリポンプ車のブーム点検を求める 厚労省
・建設現場の監督で元請けに管理不足 広島労働局
・県と初の合同パトロール 福岡労働局 公共工事で災害が急増
■道しるべ
スタッフ激励 果敢な実践を期待
■厚生労働省 安全衛生部からの年頭メッセージ
・トップによる積極的推進を/安全衛生部長 尾澤英夫
・職場の安衛水準を確保/計画課長 木暮康二
・派遣労働者への教育を徹底/安全課長 平野良雄
・墜落・転落災害重点に/建設安全対策室長 田中敏章
・職場のメンヘル対策が課題/労働衛生課長 鈴木幸雄
・作業環境改善へ法整備/環境改善室長 半田有通
・MSDS対象物質の拡大図る/化学物質対策課長 榎本克哉
・科学に根ざした評価を徹底/化学物質評価室長 島田和彦
■安全・衛生マン喜怒哀楽
ベテランの感受性を/丸三製紙(株) 安全管理室室長 猪野昇
■安衛法・はじめの1歩 第二十四講
労働者の危険または健康障害を防止する措置2
/国際産業労働調査研究センター 代表 木村大樹
■ニッポン列島11月の事件簿
■企業経営とメンタルヘルス 第1回
推進の主体は事業者/JFEスチール(株) 東日本製鉄所
労働人事部 臨床心理士 博士(医学) 小林由佳
■建設業の労働災害事例 第118回
タイヤローラーを運転中、路肩より転落し下敷きに
■社労士が教える労災認定の境界線 第48回
持病を持つ女性が配置転換でうつ病に/中小企業福祉事業団幹事
栄重光社会保険労務士事務所 所長 栄重光
■安全衛生基礎固め 第1回
いま、働く人にとっての問題は
/山室ウェルビーイングコンサルタントオフィス 所長 山室栄三
■こちらメタボ解決カンパニー その15
関係が深い心臓病/マベリック トランスナショナル
■実践!建設現場の安全衛生管理 第13回
現場責任者の使命と職責5/安全衛生教育 講師 田村日出男
■安全十字クロス 第25回
■裁判例が語る安全衛生最新事情 No.72
トウカツフーズ事件 挟まれ災害への損害額算定/弁護士 外井浩志
■送検事例
建機の近くに立ち入らせる
■安全・衛生マンの労働法令ファイル
職場における腰痛予防対策指針
■実務相談室
<労災> 精神疾病は認定されるか 基準みても判断しかねる
<労基> 半日単位で休日を振替? 仕事が1日要しない場合
<健保> 窓口での高額負担あるか 現物給付に変わったはず
<厚年> 妻の保険料は発生するか 夫が退職し被保資格喪失
<雇保> 2年しか加入遡れない? 〝手続漏れ〟の補償は
<交通> 海外で事故巻込まれた! 加害・被害者の対応は
<衛生> 難聴を防ぐ方法知りたい 長期間耳栓着けずに作業


